“凄惨マッチ”女子レスラー・世志琥、総合格闘技参戦へ自信あり

 プロレス団体SEAdRLINNNG所属の女子レスラー・世志琥(よしこ)が、MMA=総合格闘技に挑戦することになった。2月11日、韓国はソウルで開催される『ROAD FC 036』に参戦。チュン・サンヨーと対戦する。

【試合までの期間は短いものの、世志琥は自信も気合いも充分。】

 スターダム時代の“凄惨マッチ”でも知られる世志琥だけに、敵地での扱いはヒール的なものになりそうだ。しかしそんなことはお構いなしなのが世志琥だ。狙いはあくまで、プロレスラーの強さを証明すること。


「決まったからにはやるしかない。勝って帰ってきますんで。怖さはまったくないし、準備をしてないわけでもない」


 1月26日に開催されたSEAdRLINNNG後楽園ホール大会で、そう語った世志琥。SEAdRLINNNG代表の高橋奈七永とともに、昨年秋から総合格闘技を練習。またデビュー前からシュートボクシングも学んでいただけに、まったくの“素人”ではないと言っていい。相手もキャリア1戦だから、ミスマッチではないだろう。

【1.26SEAdLINNNG後楽園でのデビュー6周年記念試合は大荒れに。Sareeeとのシングル対決は決定的だ。】


 自身もミャンマーの過激格闘技ラウェイや女子武道イベント『SEI☆ZA』に参戦するなど独自の格闘技路線で活躍する高橋も「プロレスが最強だと証明できる場があるのはマイナスなことではない。リスクを背負って闘うのがプロレスラー」と、世志琥の挑戦を後押しする。


 もちろん、総合格闘家としての実力は完全に未知数。しかし体格やパワー、プロレスの試合で見せてきた気の強さが発揮できれば……という期待は大きい。


 1.26後楽園では、デビュー6周年記念試合としてアジャ・コングと組み、松本浩代・Sareeeのタッグと対戦した世志琥。試合はSareeeが同期である世志琥を意識するあまり暴走してしまう展開に。世志琥も呼応して場外で激しく争い、両者リングアウトという結末に。これに激怒したアジャが両者のシングル対決を促すことになった。

【ROAD FCの対戦カード発表画像。試合は無差別級で行なわれる。】


 現在のプロレスでは珍しいと言える両者リングアウト。それも記念試合である。意外な結果だったが“きれいにまとめる”試合とは違う迫力もそこにはあった。


 何より、こういうケンカ腰の姿勢が世志琥には似合う。初挑戦の総合格闘技で勝つには冷静さも必要だが、それ以上に大事なのは世志琥らしさを失わずに闘うことではないか。


文・橋本宗洋

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