いま、女子プロレスが熱い 現役アイドルの女子レスラー対決が実現

 「プ女子」という言葉が世の中に浸透し、プロレスの人気が高まっている昨今。


 今月4日には、国内最大級のプロレス興行である1.4新日本プロレス東京ドーム大会が行われていたが、最近のプロレス熱の高まりを引っ張っているのは新日本プロレスなどの男子プロレスだけではない。


 AKB48のメンバーが女子プロレスラーとして闘うドラマ「豆腐プロレス」が1月21日放送開始するなど、実は今、女子プロレスが熱いのだ。その理由は、とにかく女子レスラーが個性的で、それでいて鮮やかな技の応酬も繰り広げられる。女子プロレスの世界にハマる人が続出中だ。


 そんな盛り上がりを見せている中、現実に現役アイドルの女子プロレスラー対決が実現した。それは1月4日、後楽園ホールで行われた『東京女子プロレス‘17』。


 戦ったのは、応援ガールズユニット『Cheer1』で一際筋肉が目立つ、慶應義塾大学を卒業した才女でもある才木玲佳さんと福岡発アイドルグループ『LinQ』のメンバーで「頭がデカすぎるアイドル」として話題でバラエティ担当の伊藤麻希さんだ。


 12月中旬、彼女たちが練習を行う道場を覗いてみると、「うおー!」と叫びながらおよそアイドルとは思えない激しい練習を行っていた。彼女たちはその瞬間、アイドルではない。本気のプロレスラーだ。

 練習後、両選手に話を聞いてみると「パワーも絶対私の方が勝ってるし、可愛さでも絶対負けてないと思っているので、ぜひ当日応援に来てくれる方に勝ちを捧げたい」と才木さんが意気込みを語れば、伊藤さんは「おい、才木!伊藤なめてるとホント痛い目あうからな!」と挑発。気合いの入ったコメントを残した。

 才木さんの自宅を訪問してみると、そこにはトレーニング器材が。

 道場だけでなく、自宅でも筋トレを行っているのだ。

 1日3回のプロテインも欠かさない。何よりも筋肉優先の生活を送っている才木さんだが、意外にもトレーニングを始めたのは一年前だという。


 しかし、その当時は既にアイドル活動を始めており、事務所やマネージャーからは反対されたという。


「宣材写真でも筋肉がつきすぎて、ほっそりとした体に修正されていた。」と才木さん。


 一方、伊藤さんは親の反対を押し切り、プロレスラーになるために半年前に上京。

「親は、アイドルをやるって言った時はすごい応援してくれたが、プロレスをやるって言った時はネガティブな雰囲気だった」と当時を振り返る。


 そこで、伊藤さんは親やメンバーには何も言わず勝手に上京することにした。


 プロレスに対する並々ならぬ情熱を持つ二人の試合は果たしてどん熱い戦いになるのだろうか。

 試合は、開始直後から激しい打ち合いになり、才木さんの打撃に伊藤さんはグロッキー状態に。このまま終わるのかと思われたが、伊藤さんが「怪音波攻撃」で息を吹き返し、さらに「ドロップキック」を炸裂。


 しかし、才木さんも「才木スープレックス」で巻き返し、畳み掛けの「アルゼンチン・バックブリーカー」で伊藤さんがギブアップ。


 才木さんが見事勝利を飾った。


 試合後、才木さんは伊藤さんの手を上げ奮闘を称えながら、「アイドルは強いんだー!」と絶叫。アイドルの意地を見せつけた。


 バックステージで才木さんが「思ったよりも伊藤ちゃんが立ち向かって来てくれて凄いやりがいがあった。」と改めて伊藤さんを称えると、伊藤さんも「正直、なめてました。普通にアイドルかなって思ってたらプロレスラーだった。」と才木さんの強さを認めた。

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