ラッパー宣言の女子レスラー・松本都、サイプレス上野とユニット結成へ!

(公開練習と称してフリースタイル特訓を行なった松本都とサイプレス上野、DJのBEAT武士)


少し前に「新興宗教 崖のふち」を立ち上げて出家を宣言したものの短期間で解散、今度は「ラッパーになります」と宣言してファンを完全においてけぼりにしているのが、女子プロレスラーの松本都(アイスリボン)である。

そんな松本都が、4月24日のアイスリボン後楽園大会『アイスリボンフェスタ2017』に向けてカード発表会見と公開練習を行なった。プロレスの試合だけでなくアイドル、アーティストも登場するこの大会で松本が組んだのは、スペシャル6人タッグマッチ。


サイプレス上野&葛西純&松本都a.k.a.DJ Miyacoco

vs

ノリ・ダ・ファンキーシビレサス&真琴&X


そもそも松本都のラッパー宣言は「以前から上野さんのステージは見ていたんですが、2月に『フリースタイルダンジョン』の収録を見て“これだ!”と。フリースタイルバトルは殴ったりしないだけでプロレスに近いものを感じます」というきっかけからだという。


会見が行なわれたのも、横浜・戸塚にあるサイプレス上野(サ上)のバー「WHAT'S GOOD」。サ上も同席し、会見は「よっしゃっしゃっす!」とスタート。

『フリースタイルダンジョン』出演で知られるサ上は、少年時代からインディー団体を含め数々の大会を観戦してきた特濃のプロレスファンでもある。また今年の1.4新日本プロレス東京ドーム大会では、サイプレス上野とロベルト吉野で公式テーマソング「GET READY」を担当。松本都も、この曲が「レスラーとしての自分の信念に刺さりすぎて、凄くパワーを貰いまして、絶対この人と何かしたいなと思いました」と言う。

また後楽園初登場となるノリは、ヒップホップグループ「nobodyknows+」のMCであると同時に名古屋のローカル団体・今池プロレスでも活動。松本都によると、試合は「プロレスとフリースタイルバトルを融合させたもの」にしたいとのこと。しかし「具体的にどんなものかは、まだ答えられません!」という。試合の決着方法も決まっていない。


そもそも「ラッパー宣言」をしたのにDJ Miyacocoを名乗るあたりに“にわか感”も漂う松本都。未発表のXに関しては「フリースタイルができて、できればプロレスもやれると。般若さんとかどうですかね? 連絡お待ちしてます」と安易に大物を指名し、サ上を困惑させる。

そんなサ上も、かねてからリスペクトする“デスマッチのカリスマ”葛西純と組み、後楽園ホールのリングに上がることに関しては恐縮しつつ気合い充分。


「(松本が)何言ってんのか全然分かんない。でもいつものように“やってやるって!”の精神でいきますよ」

「ヒップホップもプロレスも生き様がモロに出る。最終的に何で勝負するかといったら人間力。神保町の古本屋で『ルミエール』(風間ルミ写真集)を1万円で買ったオレ以上に人間力があるヤツはいないってことを証明します」


そうコメントしたサ上は、ミュージシャン界一の女子プロ写真集収集家でもあるという。今回は「三木道三、EAST END×YURI、日本語ラップの元祖・吉幾三の『俺ら東京さ行ぐだ』を聞きながら当日の決戦に臨む」と絶妙に微妙なメッセージを寄せた葛西とのユニット結成。ネーミングは「サ上と葛西と都」となる模様だ。

(「何をやるか分からないけど、信頼だけはしてます」とサ上)


会見終了後には、公開練習としてDJにBEAT武士を迎えて松本都とサ上がフリースタイルバトルで特訓。ラップのスキルとしてはメチャクチャながらも気合いと勢いだけはある松本都が、サ上にリングに上がる覚悟を問えば、サ上は「またぐなよ」「WING同盟」「松本都じゃなくてハル・ミヤコ」とプロレス通をもうならせるパンチラインを連打。TOJIN BATTLE ROYALのアルバムに参加した際の名曲『CYPRESS EFX 我々の時代』を思わせた。


「松本さんが凄いのは絶対にくじけない精神力。自分を全肯定するパワーを学んでます」とサ上。結局のところ4.24アイスリボン後楽園でどんな闘いが行なわれるのかは分からないが、異色ユニット「サ上と葛西と都」が何かしらをぶっかますのは間違いない。


文・橋本宗洋

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