学生プロレス出身者が創設“どインディー”団体、ガッツワールド 後楽園大会が大ピンチ

負傷欠場者が続く中、ガッツワールドは選手・ファンが一丸となって後楽園に向かう


学生プロレス出身者が創設、小規模な活動で、いわゆる“どインディー”に分類される団体ガッツワールドだが、一昨年から後楽園ホールにも進出、生え抜き選手に加え新鋭からベテランまで腕のある選手たちが集う場として高く評価されている。

今年の後楽園大会は5月5日に開催。しかし、ここにきて大ピンチに見舞われることになってしまった。FMW出身の大ベテラン、ミスター雁之助が負傷欠場となったのだ。後楽園ではディック東郷との“達人対決”が組まれていたから、興行的に

もダメージは大きい。加えて人気選手・翔太の長期欠場も。

「団体最大のピンチかもしれない」とさえ言われる中で迎えた4.11新木場1stリング大会。ここに登場したのがインディーマット屈指の人気選手・宮本裕向だった。実は雁之助が負傷したのは、宮本との試合でのこと。

試合にアクシデントやケガはつきものだから誰も宮本を責めてはいないのだが、「雁之助さんの穴は自分が責任をもって埋める」と後楽園参戦を表明、東郷に対戦アピールし、これが受け入れられた。“究極の代打”とも言える宮本の登場で、5.5後楽園では見逃せないカードが増えることになる。

代打出場の宮本はディック東郷との対戦をアピール


さらに新木場大会では、団体を率いるガッツ石島が2試合を行なう奮闘。後楽園のメインでシングル王座戦を行なう生え抜き選手、マスクド・ミステリーとダイスケは6人タッグの前哨戦で対決し、30分近い激闘を展開してみせた。

王者として試合ごとに風格を増しているミステリーは、試合後「ここでベルトを明け渡してる場合じゃない。ここは俺にとってもガッツワールドにとっても勝負ですよ。今までで最高の後楽園大会にしてみせる」とコメント。

実際、ピンチだからこそ団体が一丸となって後楽園大会を成功させようという熱気が、新木場大会からも感じられた。

場内実況があるためインディーながら「初心者向け」の設定、かつ真っ向勝負からキャラクターレスラーまで幅広いプロレスが楽しめるガッツワールド。5.5後楽園は、その本領と底力が見られるものになりそうだ。

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