棚橋弘至、子供達の“将来の夢”にプロレスラーが入ってきたら嬉しい 【棚橋弘至 vs 夢みるアドレセンス・志田友美スペシャル対談―後編】

4月9日(日)、両国国技館で開催された『戦国炎舞 -KIZNA- Presents SAKURA GENESIS』の試合前に、“エース”棚橋弘至選手と4人組アイドルグループ「夢みるアドレセンス」志田友美との対談が行われた。

対談の前編では、棚橋が志田の質問攻撃に押され気味の展開に。「カッコいい!」「モテオーラでてる!」など褒められすぎて調子が狂う場面も見られた。

すっかり棚橋ファンとなった志田は「プロレスを若い世代に広げる!」と広報宣言。プロレスラーとアイドルの異色対談は大盛り上がりのまま幕を閉じた。インタビューの後編をお届けする。

■プロレスラーってスゴくカッコイイですね!(志田)

志田:必殺技ってあるんですか?

棚橋:「ハイフライフロー」っていって、コーナーのトップロープから高く飛んでいって、キュって屈伸してバッて開いて、バンッって落ちる技。

志田:ヤバい!それ、絶対死んじゃうやつですね……!

棚橋:そう思うでしょ?プロレスを観たことがない人も、そうやってイメージしてくれるから、分かりやすい技にしてる。体重が100kgある人が高い位置から飛んで乗ったら痛そうでしょ? 痛みをイメージできるっていうか。だからこの技を必殺技に選んだんです。

志田:実際、痛いですか?

棚橋:痛いよ。決まればいいけど、落ちる寸前に(相手に)膝をグッっと立てられてガンッ! と落ちると、こっちが痛い。

志田:うわ~。ケガとかするんですか?

棚橋:捻挫とか打ち身とかはケガのうちに入らない。プロレスラーが試合を休むのは、じん帯が切れたりとか、骨が折れたりしたときだけ。

志田:大変……!プロレスラーってスゴくカッコイイですね。

棚橋:……ありがとう(照)。プロレスは、ただ一方的にやっつけるんじゃなくて、お互いに技を決めあう。やられても「なんだ、この野郎!」って立ち上がっていくっていう、その姿にファンの人は「よし、頑張れ! 逆転しろ!」って応援する。

だから非常に共感しやすいっていうか。今日、あの選手が頑張ってたから私も仕事を頑張ろう! とかね。会場でプロレスを観てエネルギーをもらって、日常生活に持って帰るっていう。プロレスの会場にはいいエネルギーの循環がある。

志田:プロレスラーさんの日常生活ってどんな感じなんですか?

棚橋:基本的には移動、試合、移動、試合っていう……。

志田:毎日ですか?

棚橋:年間140試合。

志田:ええっ!?

棚橋:試合がないときは道場で練習したり、体をケアしたり、テレビやラジオで顔を売ったりしてる。すべてプロレスに還元できるように。

■子どもたちの“将来の夢”にプロレスラーが入ってきたら嬉しい(棚橋)

志田:ぶっちゃけ、儲かりますか?

棚橋:夢は1億円プレイヤー。

志田:1億、稼いでますか?

棚橋:稼いでないよ~(笑)。だから“夢”なの。やっぱり1億稼げるようにならないと。今って子どもたちの“将来の夢”がプロ野球選手とかサッカー選手とか・・・ここにプロレスラーが入ってきたら嬉しいなって。

志田:私が広めます! 若い世代として

棚橋:広報だ。

志田:はい! プロレスラーって聞いただけでカッコイイなって思いますね。

棚橋:それは先入観がないからだね。プロレスっていうと「痛い」「壊そう」「血が出るんでしょ?」とか、あまりいいイメージを持たれてなかった。だから女性なんかは「ちょっと私、プロレス苦手で」っていう人がスゴく多くて。だからそこのイメージを変えたんです、爽やかなイメージに。

志田:“いい人そうオーラ”があふれてる!

棚橋:棚橋が怖くなければ、入口として来てくれるじゃないですか。そしたら実際、リング上の戦いっていうのはスゴく盛り上がってるんで、楽しんで帰ってもらえる。けど、会場に来るっていう“ひと手間”がすっごい大変。「大会が始まります、来てください!」って言っても予定が合わなかったり、なかなか「行こう」ってところまでならないじゃないですか、(アイドルなどの)ライブでも。

志田:そうですね……。

棚橋:YouTube動画とかTwitterとかは見てくれるけど、やっぱりライブに来てくれるお客さんって大切じゃないですか。知ってくれて、好きになってくれるまでは早いんだけど、そこからライブに来てもらえるようになるまでが遠い。

志田:メッチャ分かります!

棚橋:ここをね、ここの努力をずっとしていかないと……はい、イイ話(笑)

志田:アイドルとしてもスゴく勉強になります。

棚橋:人に楽しんでもらうっていう職業としては、一緒じゃないですか。好きになって(試合やライブに)来てもらったら、楽しんでもらえる、「また来よう」って思ってもらえるようなパフォーマンスをする。それはいい試合であったり、いい歌、いいダンス、いいライブだったり。

志田:なんか……スゴく勉強になった。ありがとうございます!

あと、ひとつだけお聞きしたいことがあったんですけど、プロレスラーって皆さんスゴいマッチョじゃないですか。街とかでケンカを売られたら、どうするんですか?

棚橋:多少やられても大丈夫だとは思うんですけど、時々シミュレーションはしますよ。

志田:自分の中で?

棚橋:こうきたらタックル入って、バック取って足入れて、そのまま固めといたら警察が来るまで大丈夫かな…とか(笑)。こっちから手を出すのはダメですから。

志田:実際あったんですか?

棚橋:ないないない(笑)。“君子危うきに近寄らず”ってことわざがあるけど、危ないところには行かない。

志田:そっか……。

棚橋:例えば、悪そうな奴がいるところには近寄らないとか。街でケンカするくらいだったら、リング上でケンカして楽しんでもらった方がいい。

■棚橋から入ってオカダに流れて、また棚橋に帰ってくるというシャケのような現象

志田:試合ってストレス発散になるんですか?

棚橋:ストレス発散にはならないね(笑)。でも、勝ってファンの人が喜んでくれたら。

アイドルは、ストレス溜まったりする?

志田:溜まったりもしますけど、自然とヒュッ!ってなくなっちゃう。

棚橋:それ、いいね。ストレス発散方法って人それぞれあるでしょ。俺はね、食べる。食べてしまう。

志田:好物はなんですか?

棚橋:生クリーム(即答)。

志田:生クリーム!? ウソだあ! 見た目によらず……。

棚橋:生クリームが好きで……こう(スプレーで)シューってやるとホイップクリームが出るやつ、あれ発明した人、天才だね(笑)

志田:毎日食べられますか?

棚橋:大丈夫。シュークリームも半分カスタードのは嫌で、ぜんぶ生クリームがいい。

志田:すごいカワイイ一面(笑)

棚橋:あと、パンケーキの食べ放題とか。パンケーキ屋さんによっては生クリーム山盛りなやつとか、見たことない?

志田:ありますあります! あたしより女子力高いですね……。

棚橋:でも、これあんまり大きな声で言えないんだよね。

志田:そうなんですか?

棚橋:あの……先輩に“スイーツ真壁(刀義)”さんがいるっていう。

志田:そこに踏み込んじゃったらヤバいんですね。

棚橋:だから「好きな食べ物は?」って言われたら「プロテインです」って答えてる(笑)

志田:(笑)・・・最後に、意気込みをお願いします。

棚橋:毎年、両国大会ってスゴく盛り上がるんですよ。今日の試合を頑張ることで、「棚橋、ベルトに挑戦できるんじゃないか」とファンの期待感が上がっていく。もう一回、ベルトに近づけるように結果を出して勝ちます!

志田:ちゃんと間近で観させていただきます! メッチャ応援したいと思います。

棚橋:でも多分、今日終わったら「オカダくんカッコいい」ってなってるかも。

志田:(爆笑)

棚橋:でも、最近の珍しい傾向として、『棚橋から入ってオカダに流れるんだけど、また棚橋に帰ってくる』という、シャケのような現象が・・・。

一同:(笑)

志田:私は棚橋さん推してますんで、頑張ってください!今日はありがとうございました!!


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