最後のライガー、圧倒的強さのヒロム、不気味な鈴木軍…新日本「スーパージュニア」展望

Aブロック1


5月3日、新日本プロレスGWの天王山「レスリングどんたく 2017」福岡大会が終了し、夏のG1を前にジュニアヘビーの祭典「BEST OF THE SUPER Jr.24」のラインナップが発表になった。5月17日、18日の後楽園ホール開幕戦を皮切りに、6月3日の決勝戦代々木第2体育館大会まで、全14大会の開催。出場者と共に展望を語りたい。


今回A、Bブロックはそれぞれこのようなラインナップとなった。


Aブロック:獣神サンダー・ライガー、リコシェ、ドラゴン・リー、ウィル・オスプレイ、マーティー・スカル、タイチ、TAKAみちのく、高橋ヒロム

Bブロック:タイガーマスク、田口隆祐、KUSHIDA、ボラドール・ジュニア、ACH、金丸義信、エル・デスペラード、BUSHI

Aブロック2


さらりと福岡で発表されたAブロックは特に「死の組」という言葉が相応しい、一言で言うと「全部本命」。どうしても今回ベスト・オブ・スーパージュニア・ラストファイトを公言している獣神サンダー・ライガーに注目が集まるだろう。初回の優勝者であり、過去2度の制覇、それ以前の「トップ・オブ・ザ・スーパー・ジュニア」も含めると5度の決勝3度の優勝を経験しているライガー。今大会への出場は20回とレジェンドの中のレジェンドだが、そんなライガーが、今回最後を公言し望む大会は特別なものになりそうだ。

マーティ・スカル


しかし大本命は、現IWGPジュニア・ヘビー級王者の高橋ヒロムだ。4月両国でのKUSHIDA戦、5月福岡でのリコシェと圧倒的な強さでタイトル防衛と勢いに乗っているヒロムに全選手が襲いかかる大会となりイバラの道が待っていそうだが、ここ最近の強さを見る限りでは、勢いに乗って初制覇もありえるだろう。


Aブロックには昨年の優勝者、ウィル・オスプレイ、先日のIWGPジュニアタイトルを巡る一連の戦いで存在感をみせたリコシェ、ジュニアタッグ元王者の2人、鈴木軍のタイチとTAKAみちのくと実力者揃い。さらにROHのマーティー・スカルとヒロムと浅からぬ因縁のあるCMLLのドラゴン・リーという全員無視できない超激戦区となる。

Bブロック1


一方のBブロック。こちらは、この数ヶ月高橋ヒロムに惨敗を重ねてきたKUSHIDAの再生が一つのテーマになるかもしれない。4月両国でのリベンジマッチでヒロムに瞬殺され、復帰戦となった福岡のタッグマッチでも、タイムボムでピンフォール負けと、落ちるところまで落ちた状況でのBEST OF THE SUPER Jr.参戦は不安要素もあるが、ヒロムがAブロックにいる以上、KUSHIDAのミッションはまずは決勝まで勝ち上がることになる。


当然ながら昨年のファイナリスト田口隆祐が、最近すこぶる好調な監督業以外のシングルで力を発揮してくるだろうし、同じく大会の常連となったタイガーマスク、CMLLのトップスター、ボラドール・ジュニアとROHのACHと、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンからの唯一の参戦ということで、やや静かな立ち位置のBUSHもジュニアという土俵で実力を発揮するだろう。

Bブロック2


前述どおりBブロックはKUSHIDAが本命だが、やや不気味な存在が「鈴木軍」の金丸義信とエル・デスペラードの2人だ。もっというと「鈴木軍」この大会にタイチ、TAKAみちのくと4人も選手が出場しており、この4人の介入とユニットでの試合への介入、ルール無視のチームプレイや星取表を巡る「忖度」が、今回の「BEST OF THE SUPER Jr.24」のカギになりそうな気がする。


先日の鈴木みのると後藤洋央紀のNEVER無差別級タイトル戦での、デスペラードの介入のように手段を選ばない「鈴木軍」、以外に次に狙う「お宝」は「BEST OF THE SUPER Jr.」の優勝賞金かもしれない。


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