3年かけて歩いて亡命した男!生きるために総合格闘技を始めた“リアル伊達直人” 新鋭フランシス・ガヌーに注目

UFCのヘビー級戦線、王者のスティペ・ミオシッチから、1位のファブリシオ・ヴェウドゥム、ケイン・ベラスケス、アリスター・オーフレイム、ジュニオール・ドス・サントスとここ数年ほぼ固定に近い名前が続いているが、5位につけている新鋭フランシス・ガヌーに注目だ。

 新鋭とはいえ現在30歳のガヌー。今年1月の元王者アンドレイ・アルロフスキー戦を強烈な右アッパーからパウンドで僅か1分半で粉砕。昨年末のアンソニー・ハミルトン戦では、一度はテイクダウンを奪われるものの寝技や関節技のテクニックを披露。キムラロックで一本と打撃戦と寝技の両方で無類の強さを発揮し続け、UFC5連勝中。1年半かけてタイトルにも手がかかる上位ランクまで上がってきた。


 フランスを拠点に活躍するMMAファイターでカメルーンの貧しい村に生まれ、貧困の中で満足な教育も受けなかったガヌー。当然ながら周囲にはギャングやならず者だらけで自身も悪の道に引き込まれそうになるが拒否し、ボクシングに身を投じることになる。


 22歳でボクシングのトレーニングを開始するも僅か1年後に病気のためキャリアを中断、26歳のときにプロボクサーを目指すためにフランスに渡ることとなる。全くお金を持たずに国をでたガヌーは、ホームレス生活を経て、2013年の夏にボクシングではなくMMAジムのMMAファクトリーの門を叩くことになる。


 生きるために始めたガヌーだが総合格闘技の世界でいきなり頭角を現しフランス・パリのMMA大会「100% Fight」に参戦。デビュー2戦目に敗戦を経験しているが、その後は破竹の9連勝、しかもデビューから僅か6戦で最高峰のUFCまで辿り着くという脅威の成長を遂げている。その期間なんと2年という驚異的なペースで成長を遂げた、スタート時が26歳で4年でUFCのトップランカーと考えると途轍もないポテンシャルの持ち主である。


 「家族を助けることが第一だが将来は、自分の生まれ故郷のカメルーンの子どもたちに医療や夢を見る機会を与えたい」と将来について語るガヌー、すでにカメルーンにMMAとボクシングのジムを開く準備をw進めつつ、UFCの頂点になることを今は目標にしているという。

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