野沢直子の娘・真珠、RIZINデビュー決定「つまらない試合をするくらいなら負けたほうがいい」

 7月5日、都内で記者会見が行なわれ、7.30RIZIN(さいたまスーパーアリーナ)にて、真珠・野沢オークライヤーがデビューすることが発表された。

得意の打撃はプロの舞台でも炸裂するか?


 真珠は、タレント・野沢直子の長女。MMAをやっていることが話題になり、すでにRIZINと契約したことは発表されていたが、今回は正式に試合が決定となった。対戦相手はシーナ・スター。1993年生まれの真珠より10歳上、選手だけでなくセコンド、マッチメイカーとしても活動しており、真珠のアマチュア初戦で相手のセコンドを務めていたそうだ。


 野沢直子の娘として“話題先行”の真珠。会見には一般マスコミも数多く詰めかけた。しかし髙田延彦RIZIN統括本部長は「タレントファイターでしかないと思っていたが、映像を見ると一発のパンチで相手を沈める力がある。最初の印象がひっくり返った」とコメント。また榊原信行実行委員長も「そのポテンシャルは七光りではない」とし、中長期的に真珠を育てていくプランのようだ。

会見にはギャビ・ガルシアも登場。7.30さいたま大会出場が発表に


 「格闘技が好きなだけなので」と会見や囲み取材に戸惑い気味だった真珠だが、格闘技に対する考え方はプロ向き。「つまらない試合をするくらいなら負けたほうがいい。勝ち負けよりアグレッシブでエキサイティングな試合を見せたいです」という。得意技として資料に記されていた「真珠トルネード」については「初めて聞きました。スピニング・バックフィスト(バックブロー)が得意なので、そのことかな」と苦笑する場面も。


 アメリカ在住の真珠は現在、ミシガンからサンフランシスコに引っ越し中。サンフランシスコでは名選手ギルバート・メレンデスの指導のもとで練習を積む。“エルニーニョ”のキャッチフレーズで知られるメレンデスは柔術のベースを持ちつつ、アグレッシブな打撃が持ち味。真珠のファイトスタイルも、メレンデスがお手本になりそうだ。


 目標とする選手を聞かれ、「誰みたいになりたいとかじゃなく、自分がベストの選手になりたい」と志の高さを見せた真珠。「本当に格闘技が好きで、頑張っているというところを見てほしい」と言う。


 とはいえ、現時点での彼女はまだ何も証明できていない。素質のある選手、頑張っているアマチュアは数え切れないほどいて、その中でビッグイベントと契約できたのは、やはり“野沢直子の娘”という話題性があるからだ。


 色眼鏡で見られて当然の状況をはね返すには、むしろ普通の選手以上の実力と精神力が必要かもしれない。恵まれた七光りなのか、それとも茨の道か。RIZINでのデビューは、どちらにもなりうるからこそ気になる一戦だ。

文・橋本宗洋

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