年末の宇宙大戦争に向けて、新たな抗争が始まるのか?みちのくが仕掛けるカオスプロレス「ムーの太陽」

6月18日、東京・後楽園ホールで行われた、みちのくプロレス「ムーの太陽祭・2~異端邪説~」。ザ・グレート・サスケとバラモン兄弟の3年半ぶりとなる対決、かつてWWEで活躍した白使の8年ぶりの登場、前代未聞の4Dマッチなど、宇宙大戦争級のハチャメチャバトルとなった。


宇宙大戦争とは、2006年から始まったザ・グレート・サスケとバラモン兄弟(バラモン・シュウ、バラモン・ケイ)との抗争であり、サスケは毎回タッグパートナーと協力してバラモン兄弟とタッグマッチで対戦。試合は「何でもあり」の特別ルールで行われ、食べる凶器としてパスタ、豆腐、熱々のあんかけ焼そばなどが登場したり、サスケは毎回のように自分で桶樽の上に設置した脚立から転落して大ダメージを負うなど、破天荒な闘いが熱狂的ファンを虜にしてきた。


毎年のように「今年が本当に最後の最終決戦」と銘打たれ、決着はついていなかったが、2013年12月13日に後楽園ホールで行われた「今年もやるでしょう!!宇宙大戦争~MAGIC SASUKE」で、バラモン兄弟が初勝利すると、サスケはバラモン兄弟に共闘を呼び掛け、バラモン兄弟もそれに同意。E.T.ばりに人差し指を付き合わせ、歴史的和解を果たした3人はムーの太陽を結成した。


その後、3人は宇宙と地球の平和を守るために、ムーの教えを東北はじめ全国で布教するなど行動をともにしてきた。2015年4月11日の新木場大会では、ムーの太陽信者公開オーディション「神様の愛い奴(ウいやつ)全員集合~嗚呼!!花の信者オーディション~ムーの信者募集バトルロイヤル」が開催され、植木嵩行、マスクドバディ2015(忍)、菊タロー、佐野直、関根龍一、唯我、米山香織、DASH・チサコなどのプロレスラーがオーディションに参加し全選手が合格した。


2015年6月14日には、ムーの祭典「ムーの太陽祭~魑魅魍魎~」が後楽園ホールで開催され、バラモン兄弟とサスケはメインイベントで新崎人生と超能力者レスラーX、XXと対戦。正体は西村修とオーディションを欠席したサバイバル飛田であった。飛田はサスケの念動力に苦しみ、西村がリング上で瞑想するなど、カオスな展開で試合は進み、最後はシュウが飛田にゾンビキングを決めて勝利し、試合後にはサスケが左手薬指を使ったイニシエーションを披露した。


一枚岩だったムーの太陽だが、サスケが「課外活動」と称した花見やサバゲー、SLツアーなどに精力を注ぎ過ぎていることに対し、バラモン兄弟が疑問を投げかけ、2017年5月7日、ヤッペーマンズとの対戦時にバラモン兄弟がサスケを看板で攻撃し決別を宣言。


このような経緯から3年半ぶりに対決することとなった両軍は、バラモン兄弟は東北の山中に眠る白使を掘り起こし、マスターはバラモン兄弟の黒歴史であるセーラーボーイズをリバイバルさせたニューセーラーボーイズ(関根龍一&忍)を引き連れて激突。プロレス界初超立体4Dマッチとして行われたこの一戦は、リング上でスープレックスが繰り出されると、観客自らの力で椅子が跳ね上がり、バラモン兄弟がレモンやアイス攻撃を見舞うと、客席にもレモンやアイスの匂いの芳香剤が発射されるなど、まさにカオスな体感型プロレスが展開された。


試合中盤、バラモン兄弟のピンチに現れた白使は、敵味方構わず襲いかかり暴れまくったが、その暴走を止めるべくムーの太陽が一致団結し、清めの塩で亡霊レスラーを弱らせる。そして、最後はバラモン兄弟が両脇からサスケを抱え上げてダウンした相手の上に放り投げ、ヒップドロップを見舞う合体技「メシア降臨」で白使を撃破。白使を霊界に戻す奇跡を披露したサスケとバラモン兄弟はこれを機に和解した。


試合後、場内にはダークサイド・ムーンを名乗る謎の声が響き渡り、ムーの太陽に宣戦布告。年末の宇宙大戦争に向けて、新たな抗争が始まるのか? ムーの太陽の今後の動向から目が離せない。

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