“野沢直子の娘”から“有望新人ファイター”へ 真珠・野沢オークライヤーが秘める可能性

 7月30日のRIZIN・さいたまスーパーアリーナ大会における注目カードの一つが、真珠・野沢オークライヤーvsシーナ・スターだ。

公開練習はラジオ番組で意気投合したという矢地祐介とYSAで行なった


 真珠はタレント・野沢直子の長女であり、今回がRIZIN初参戦にしてプロデビュー戦。いきなり大舞台でデビューできるのは、当然ながら“野沢直子の娘”という話題性があってこそだ。本人がどれだけ本気で格闘技に打ち込んでいても、そう見られるのは仕方がないこと。あとは試合で力を証明するしかない。


 その実力も、現時点では未知数だ。ただ公開練習での動きを見ると、「これがハマれば面白い」と思える選手なのは間違いない。長い手足を使った打撃はスピード充分。しかもハイキックに加えバックブローやバックスピンキックといった回転系の大技も次々と繰り出していく。

スーパーマンパンチなど打撃のスピードは充分


 その打撃を潰されれば苦しい展開になるし、逆にスタンドの展開で持ち味が出せれば見ていて飽きないファイターなのではないか。本人も、今回の試合は「落ち着いてやりたい」と言う。「いつもゴングが鳴るとクレイジーになっちゃうので」。


 とはいえ、これは慎重に闘うという意味ではなさそうだ。狙いはあくまで「スタンドでフィニッシュ」。落ち着いて闘うというのは、距離を詰めすぎずに試合を進めるという意味だろう。


 つまり、これまでのように前進、ラッシュ主体ではなく、遠い間合いからの大技を決めたいということ。狙っているのはハイキックやバックスピンキックを使った派手なKOだ。


 そういう狙いも含め、プロ向きだと言える真珠。RIZINの新たなスター候補になることができるか、まずは最初の試合が重要になってくる。

文・橋本宗洋

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