内藤vsEVILのロス・インゴ同門対決の可能性も 「G1」以後の新日本の3つのシングル・タイトルをめぐる流れ

8月13日、両国三連戦で幕を閉じた「G1 CLIMAX 27」。G1史上最長34分35秒、内藤哲也がケニー・オメガとの壮絶な試合を制し4年ぶり2度目のG1制覇。国技館に「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の大合唱が鳴り響いた。内藤哲也の「俺が新日本の主役」という発言に象徴されるように次期シリーズ以降、来年の1.4東京ドーム大会まで内藤中心の流れが確実に来ることは予想されるが、その他にもこの両国最終戦で、G1以後の新日本の3つのシングル・タイトルを巡る流れが形成された。


マイケル・エルガン、飯伏幸太、棚橋弘至vs飯塚高史、ザック・セイバー・ジュニア、鈴木みのるのタッグマッチで、次期シリーズで勃発しそうな2組の対立が明るみとなった。


まずは鈴木みのるが保持しているNEVER無差別級王座。前王者、後藤洋央紀のリマッチも制し次の獲物を探す鈴木だが、ここにマイケル・エルガンが名乗りをあげた。過去にインターコンチネンタルのタイトルを奪取したもののNEVERとは縁のなかったエルガン。今回のG1に関しては4勝5敗と負け越しはしたもののケニー・オメガ、鈴木みのる、EVILとBブロックの主役を仕留め存在感を見せた。特に鈴木にとっては今度はタイトル戦でリベンジしたいところだろう。実は日本人選手のみが保持して来た歴史のあるタイトルだけに、エルガンにとっては外国人選手初のNEVER制覇という大義名分も含め注目だ。


この試合にはもう一つ、棚橋弘至とサック・セイバー・ジュニアという因縁が、来シーズンも継続しそうな雰囲気だ。今回のG1、Aブロックで5勝と大旋風を巻き起こしたザック・セイバー。G1初戦の札幌大会で、ザックのテクニックに圧倒されギブアップ負けを喫した棚橋。この6人タッグでも変形の卍固めでギブアップ。1つの大会で同じ選手に2度のギブアップという屈辱を味わった棚橋にとって、ザック・セイバー・ジュニアは一日も早く倒しておきたいそんな存在になりつつある。既定路線ではあるが、時期シリーズのどこかのタイミングでインターコンチネンタルのタイトルをかけてのリマッチという流れも十分に考えられるだろう。


そしてオカダ・カズチカのIWGPヘビー級王座だが、次期挑戦者は言うまでもなく1年間の無敗記録に土をつけたEVILとの対戦が予想される。G1で土をつけられただけでなく、両国最終戦でも徹底的に負傷した首を狙われ、積み上げた椅子の山へのダークネスフォールズに葬られたオカダ。G1後半戦までの無双ぶりが完全に陰りをみせた今、まずはEVILとの一騎打ちでの雪辱を果たす必要があるだろう。しかし満身創痍のオカダ、EVILの闇に葬られIWGPのタイトルを奪われるようなことがあると、年始は内藤vsEVILのロス・インゴ同門対決という可能性もあるのだ。


G1の興奮も冷めよらぬ中ではあるが、短いサマーブレイクの後、9月5日から次期シリーズ「Road to DESTRUCTION」、福島、広島、神戸での「DESTRUCTION」大会と激戦が続く。夏の激戦で成果を出した選手たちの躍進に期待が集まる。


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