UFC最高のスター、コナー・マクレガーが“本物”になった試合とは?

8月29日、『俺たちのBEST OF THE UFC』が放送(AbemaTV)された。“UFCトーク番組”として、お笑い芸人の玉袋筋太郎や品川祐、川尻達也、大沢ケンジ、杉山しずかといった超・UFCファン達が、テーマに沿って約20試合を紹介しVTRを見ながらその内容を語り尽くした。

■俺のベスト漢気マッチ

品川は『UFC189』のロビー・ローラー対ローリー・マクドナルド戦。イケイケの状態で試合に挑んだマクドナルドが、徐々にローラーに圧倒されていく様子を「3年生が1年生をシメる」と不良学生同士の喧嘩に例えて品川は解説。VTRではローラーの鼻への執拗な攻撃に、心が折れたかのようにマクドナルドがマットに沈み込む様子が映し出された。


大沢は『UFC189』のコナー・マクレガー対チャド・メンデス戦。「コナー・マクレガーが“本物”になった試合」と熱弁する。どんな相手とも戦うと宣言して挑んだ“天敵”とも思われる相手との試合だったが、マクレガーは劣勢でも相手を挑発する姿を崩さず、寝技から脱出すると一気に打撃で勝負を決めた。大沢も品川も、この試合がマクレガーを好きになった試合だと声を揃えた。


女性格闘家の杉山しずかが挙げた“女気”マッチは『TUF23』のヨアンナ・イェンドジェイチェク対クラウディア・ガデーリャ戦。それぞれ率いるチームの大将として挑んだ因縁の勝負について、大沢は「この日一番面白かった闘い」と評する。5ラウンド闘志が衰えることなく激戦を繰り広げたが、試合はヨアンナが判定勝利となった。


玉袋が挙げた漢気マッチは『UFC117』のアンデウソン・シウバ対チェール・ソネン戦。ソネンはアンデウソンが師と仰ぐアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの柔術を「おもちゃ」と罵倒しており、アンデウソンは何度もグラウンドに持ち込まれるなどピンチの連続だったが、最後には師匠譲りの寝技で勝利を収め意地を見せた。


川尻が挙げた試合は『UFC115』のタンク・アボット対ドン・フライ戦。アボットの名前を挙げるのが2度目となった川尻は「記録より記憶」と、かなり印象深い試合だったそうで「勝ち負け関係なく銭の取れるファイター」と評した。試合は技術を度外視した掴みあっての殴り合いの展開だったが、最後にはドン・フライが背後からアボットの首を締め上げて勝利している。


■UFCのココを見ろ!

品川は2015年の『UFC Fight Night』のTJディラーショー対ヘナン・バラオン戦。「バラオンが負けるわけない」と思って見ていたと明かす。試合はディラーショーが次々と右左をスイッチしながら猛攻を仕掛け、バラオンに勝利を収めている。


大沢が挙げたのは記念すべき『UFC1』のジェラルド・ゴルドー対テイラ・トゥリ戦。出演者たちは思わず「これはヤバい」と声を上げる。当時、『格闘技通信』を読んだという大沢は、そこでUFCの存在を知り「人生一番の衝撃を受けた」と明かした。


杉山は2016年の『UFC Fight Night』でのクリス・サイボーグ対リナ・ランズバーグ戦。サイボーグの女離れした体とパワーを見て欲しいと熱弁。試合はサイボーグがパワーだけでなく冷静な試合運びを見せ、圧巻の勝利を収めている。


川尻は『UFC22』のフランク・シャムロックとティト・オーティズ戦。全盛期のシャムロックに当時イケイケだったオーティズが挑んだ試合で、途中の試合展開はつまらないと語る川尻だったが、フィニッシュはシャムロックが亀状態になったオーティズの後頭部へ垂直に肘を打ち込むといった、現在のUFCでは反則となるような危険な一撃で勝利を収めている点を指摘した。


すべての試合の紹介を終え感想を聞かれた品川は、他の出演者たちと同じく周囲にUFCやMMAを語り合える同士がいなかったそうで、とにかく今回の企画がうれしかったと笑顔を見せる。そして、ゲスト全員が2回目の番組開催を強く望みながら番組は終了した。

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