ドロップキック・マスター、ファンキー・ウェポン・・・「タグチジャパン」監督、田口隆祐の激闘を振り返る

今をときめく「タグチジャパン」の監督、田口隆祐の2016年から2017年にかけての激闘の数々を特別編集した「新日本プロレス16.1.4~17.1.4 田口隆祐の“参戦マッチ”一挙放送!」がAbemaTVで放送される。


2017年1月5日に東京・後楽園ホールで開催された「NEW YEAR DASH!!」にて、中西学、棚橋弘至とのタッグで、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)のSANADA、EVIL、BUSHI組よりNEVER無差別級6人タッグ王座を奪取した田口は、王座獲得を機に新ユニット「タグチジャパン」を結成。「監督」としてチームを率いることになった。

チーム名から分かるように、このユニットはサッカー日本代表や侍ジャパンをモチーフとしており、試合中に田口監督による戦術指揮やミーティング、グータッチなどのパフォーマンスも見られる。その後、NEVER無差別級6人タッグ王座を巡り、SANADA、EVIL、BUSHI組と抗争を展開。監督はリコシェ、KUSHIDA、ジュース・ロビンソンなど魅力溢れるメンバーを招集し代表メンバーとした。

そして、8月13日に両国国技館で開催されたG1 CLIMAX最終戦では、田口&リコシェのタッグ「ファンキー・フューチャー」が、ニック・ジャクソン&マット・ジャクソンの「ヤングバックス」が持つIWGP Jr.タッグ王座に挑戦し、リコシェのシューティングスタープレスにより15分13秒で勝利。第53代王者となり、田口は5年ぶりの同王座戴冠となった。


■「ドロップキック・マスター」「ファンキー・ウェポン」と呼ばれていた頃

2002年11月22日、後楽園ホールにて矢野通を相手にデビューした田口は、早い段階で頭角を現し前座戦線で活躍。ドロップキックの空中姿勢や威力に定評があったことから「ドロップキック・マスター」と呼ばれた田口は、獣神サンダー・ライガーとシングルマッチを行った際、試合開始直後にドロップキックを連発して秒殺したこともあった。

2004年には若手選手の登龍門的大会であるヤングライオン杯を制覇した田口は、翌2005年から長期メキシコ遠征に出発。メキシコ遠征を経た田口は「ファンキー・ウェポン」となり、現在も時折見せる「タグダンス」を披露するようになった。

2007年3月、エル・サムライが新日本ジュニアの底上げを図るべく立ち上げた養成施設「サムライジム」の門下生第一号として入門した田口は、当時IWGPジュニアヘビー級王座を保持していた稔に挑戦するもHEATクラッチに敗れてしまい、サムライジムの看板も奪われてしまう。同年7月に稔と再戦した田口は、どどんで勝利を収め、サムライジムの看板を取り返すと共にIWGPジュニア王座初戴冠を果たした。

2009年、アレックス・シェリーとクリス・セイビンの「モーターシティ・マシンガンズ」の手に渡ったIWGPジュニアタッグ王座を奪還すべく、田口はプリンス・デヴィット(現WWEのフィン・ベイラー)とタッグチーム「Apollo 55」を結成。2度の挑戦を経てジュニアタッグ王者となり、同年のG1 タッグリーグではヘビー級選手に混じって出場し、ジュニアタッグチームでありながら準優勝を果たす好成績を残した。

飯伏幸太&ケニー・オメガの「ゴールデン☆ラヴァーズ」とは、幾度となく好勝負を展開。2010年10月11日に両国国技館で開催された「DESTRUCTION'10」にて行われた両チームのタイトルマッチは、ジュニアタッグとしては史上初となるプロレス大賞・年間最高試合賞を受賞する快挙を成し遂げ、タッグチームとして一時代を築いた。

しかし、2013年にプリンス・デヴィットが田口を裏切り、BULLET CLUBを結成したことにによりApollo 55は解散。2014年前半はデヴィットとの抗争に明け暮れ、同年4月6日に行われた「INVASION ATTACK 2014」で、デヴィットとの決着戦と銘打たれたシングルマッチで対戦。どどん・ジ・エンドを決めて勝利し、一連の抗争に終止符を打った。

同年9月21日の「DESTRUCTION」でKUSHIDAを破り、約7年ぶりにIWGPジュニアヘビー王座に戴冠した田口は、試合後のコメントで「オーマイ&ガーファンクル」といった謎のフレーズを連呼し、第69代王者に戴冠したことから自身を「シックスナインチャンピオン」と称するなど自由奔放な発言を連発。その後のコメントでも下ネタを連想させる発言を繰り返すようになり、独自のキャラクターを確立させていった。

現在の田口は、ヒップアタックなどの尻技で試合を組み立てることが多いが、「オーマイ&ガーアンクル」と呼ばれるアンクルホールドなどの必殺技も隠し持っている。硬軟おり交ぜた田口隆祐の闘いを今こそ振り返ってみよう。


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