サイバーエージェント・藤田社長のお気に入りは男色ディーノとササダンゴ!? DDT、業界No.1へのスタート

サイバーエージェントへの発行済み株式100%譲渡、グループ入りが大きな話題となっているDDTプロレスリングが、9月24日に後楽園ホール大会を開催した。この大会はもともと、8月からプロデューサーに就任した男色ディーノ体制での初の後楽園として注目されていたが、サイバーエージェントの一件でさらに話題性が増すことに。

藤田社長も「印象に残りました」という試合を展開したディーノ、飯野、ササダンゴ。


大会のオープニングには、これまで通り経営の指揮をとる“大社長”高木三四郎をはじめ所属選手たちが系列ブランドも含め登場。サイバーエージェントの藤田晋社長もリングに上がり、あらためてファンの前で報告するとともに全員で大会スタートをコール。


高木は「DDTらしさをそのままに、プロレス業界No.1を目指します!」と力強く宣言した。また藤田社長は「DDTを変えるつもりはまったくありません」と、DDTの魅力を活かす形でのバックアップをファンに約束している。

オープニングでは所属選手と藤田社長が登場


大会中の休憩時間には、インタビュースペースで高木社長と藤田社長が報道陣を前にコメント。藤田社長がDDTに惹かれた理由のひとつは路上プロレスであり、初めて会場観戦したのは夏のビアガーデンプロレス。男色ディーノとスーパー・ササダンゴ・マシンのプロデュース興行だったという。


今回の後楽園大会でも〈DDT20周年イヤーのうちに男色Pが皆様にお見せしたいのだけれど、それに相応しい内容になるかどうか不安極まりないスペシャルマッチ〉として男色ディーノvsスーパー・ササダンゴ・マシンwithマッスル坂井が行なわれている。


マッスル坂井とササダンゴは同一人物だったはずだが、なぜ2人になって出てきたのか。その答えは恒例の「煽りパワーポイント」で明かされた。


実はマッスル坂井は、ササダンゴに全株式を売却、子会社になっていたのだという。この「サイバーAダンゴグループ」は、今回の試合のため2人が入れ替わりながら目潰し(Metsubushi)とアイアンクロー(Aiankuro-)を武器とする「M&A」を立案。この作戦ならぬ事業計画により、ディーノを大いに苦しめた。

これがDDT名物「煽りパワポ」。今回はさっそくM&Aがテーマに。


しかしディーノのリップロック(唇固め)により、ササダンゴ化していた若手レスラー・飯野雄貴が「ゲイバーエージェント」入りして男色化。結果、ディーノの勝利に。


この、もはやどうしようもないくらいDDTらしい一戦が「印象に残りました」という藤田社長は、マッスル坂井のパワポプレゼンも「言いたいことが伝わってくる。ウチの社員にも見習わせたいですね」と絶賛。マジメなプロレスファンからの風当たりも強かったDDTのエンタメ路線は、強力な援軍を得たことになる。


試合後のディーノは「私たちの奥底には譲れないモノがある」と、DDTらしさを失わないことをあらためて強調。その上で、サイバーエージェントグループ入り、AbemaTVでの中継によって「言い訳ができなくなった」とも。「これでダメなら俺たちがやってきたことが間違いだったってことになっちゃう」とはササダンゴのコメントだ。


高木、藤田両社長も選手たちも全員が本気。プロレス界で唯一無二の魅力を持つDDT、その新たな歴史が始まった。


文・橋本宗洋

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