“カリスマ号泣師”大家健、ベルトと全財産を奪われる!どうなる激動のガンバレ☆プロレス

サイバーエージェントグループ入りも話題のDDT、その系列ブランドであるガンバレ☆プロレスが大変なことになっている。


9月21日の新宿大会、保持するインディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級王座を防衛した団体代表の“カリスマ号泣師”こと大家健。しかし試合中、控室でDDTのエクストリーム級王者である佐々木大輔に貯金通帳を奪われていた。

通帳を失い「明日からどうやって生きていけばいいんだ!」と大家。

佐々木へのリベンジを誓った。


9.24DDT後楽園大会では全財産71万4146円とベルトをかけての3WAYマッチ(竹下幸之介vs佐々木大輔vs大家健)に挑んだが、佐々木の必殺技クリップラー・クロスフェイスで敗れてしまう。


妻も子もありながらベルトとともに全財産を失った大家。今林久弥アシスタント・プロデューサーからは「ルールですから」と銀行印の提出も求められ、完全に追い詰められた。9.30大阪大会でもタイトル防衛戦を予定していたが、ノンタイトル戦への変更を余儀なくされてしまう。


そんな時に立ち上がったのが、ガンプロを主戦場の一つとする勝村周一朗だ。総合格闘技・修斗の元世界王者にして現在はジムも経営、所英男のトレーナーとしても知られる勝村。格闘テクニックを活かしたファイトスタイルと、時に勝村似のマスクマン「ガンバレ☆ザ☆シューター」が出現するなどプロレスのリングでも存在感を発揮してきた。


「それ大家さんのだろ!」


後楽園のインタビュースペースで佐々木に食ってかかった勝村は、ベルトと通帳を「俺が取り返す」とタイトルマッチを要求。10月4日のDDT成城大会で挑戦することが決まった。

対戦が決まった佐々木と勝村。

佐々木はクリップラー・クロスフェイス、

勝村はニンジャチョークとサブミッションが必殺技だ。


佐々木はガンプロのリングで選手たちを「素人」呼ばわり。それを見ているファンも罵倒しており、勝村はそのことに対する怒りも強く抱いている。その気持ちは大家も同じだ。後楽園での試合後、例によって号泣しながら「金なら作れるんだよ!俺は1日16時間バイトしたことだってある!それよりベルトだよ!佐々木の野郎、ガンプロをバカにしやがって!ガンプロのファンもバカにしやがって!地獄の底まで追い詰めてやる!」と絶叫したのだった。


昨年は後楽園大会も成功、なにごとも涙と叫びと無闇な勢いと、どれだけ負けても諦めない精神力で乗り越えてきた大家健とガンバレ☆プロレス。しかし今回の敵は相当に手強い。


佐々木はヒール(本人によればパンク)でありながら今年のDDT総選挙でユニット部門1位、個人部門4位の人気選手。KO-D無差別級王座戴冠歴もあり、葛西純にハードコアマッチで勝ったことも。そんな相手と、DDT本興行をも舞台にして抗争するとなれば、これは間違いなくガンプロ史上最大の闘いとなる。そのメチャクチャかつ天然な熱さにより、大家はDDTグループ随一の「愛されレスラー」となったわけだが、今回ばかりはファンを二分するシヴィル・ウォー状態になりそうだ。


「貯金通帳をかけての闘い」というといかにもアレな感じだが、実は大家とガンプロにとっては問われるものが大きい、シビアな勝負なのではないか。まずは9.30大阪大会から、ガンプロ新章突入である。

文・橋本宗洋

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