那須川天心、MMA初の判定決着も総合力に手応え ジャンピング・フットスタンプは「無意識に出ました」

メイン登場がRENA、セミファイナルに那須川天心と、10月15日のRIZINマリンメッセ福岡大会はフレッシュな顔ぶれが“主役”となった。RENAはKOで快勝。那須川はというと判定決着に。しかし試合後には「楽しかったです」というコメントを残した。

今大会、那須川は藤田大和と対戦。藤田はアマチュアボクシングで全日本優勝など数々の実績を持ち、これがMMAデビュー戦だ。


パンチ勝負が期待されたこの試合、両者が打ち合いを繰り広げた場面は大いに盛り上がった。遠い間合いから鋭く踏み込んでのストレートなど、藤田のパンチも一級品。「こっちがプレッシャーかけても、圧力かけ返してきましたね」と、那須川もその力を認めていた。


しかしこの試合は、パンチ勝負だけでは終わらなかった。先に強烈なミドルキックをヒットさせたのは、なんと藤田。那須川ももちろん蹴り返し、接近戦ではヒザ蹴りも。藤田が組みついてテイクダウンを狙ってきても、落ち着いて対処していた。2ラウンドに体勢をひっくり返され、下になってしまったが決定打は許さず。那須川が判定3-0で勝利を収めた。


KOこそ逃したものの、5分3ラウンドをフルに経験するのは那須川にとって初めてのこと。打撃、テイクダウン、寝技とさまざまな局面でやりあえたことや打撃での駆け引きが「楽しかった」のだ。短時間でのKOではなかったから、MMAファイターとしての成長を実感できた。


ちなみに試合中に決めたジャンピング・フットスタンプ(踏みつけ)は「練習でもやったことないです。無意識に出ましたね」というもの。非凡なセンスを見せ付けつつ、大きな経験値も得て、MMAファイター・那須川天心はさらに成長していく。


文・橋本宗洋

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