「お尻の硬さには自信ある」“筋肉アイドル”才木玲佳、2度目の防衛戦は辰巳リカ 10.29王子で急きょ前哨戦

実力派からアイドルまで個性の強い選手たちが集う東京女子プロレス、その頂点に君臨しているのがTOKYOプリンセス・オブ・プリンセス王者の才木玲佳だ。

(9.30大阪大会で初防衛を果たした才木)


慶応大卒のインテリタレントとして、また“筋肉アイドル”としてテレビでも人気の才木(伊集院光のラジオ番組でも能力の高さが認められている)。プロレス総合学院で本格的に修行を積み、レスラーデビューすると東京女子プロレスを主戦場に。


タワーブリッジ(アルゼンチン・バックブリーカー)、キャメルクラッチと筋肉美を見せつけながらのパワフルな技に加え軽快なドロップキックも武器。さらにこの夏、ジャックハマーをフィニッシュに使い始めたことで迫力が増した。トーナメント『東京プリンセスカップ』で優勝し、さらに後楽園ホールでの大一番で戴冠、団体の頂点に。もはや“タレント兼業”というレベルではない試合ぶり、活躍ぶりだ。

(王座戦の調印式では辰巳の気合いも目立った)


9月の大阪大会では瑞希とのフリー選手対決を制し、初防衛に成功した才木。2度目の防衛戦は11月3日の新木場1st RING大会に決まった。挑戦者は辰巳リカ。勢いという面では才木に負けないものがある選手だ。


もともと音楽ユニットに所属しており、DDTの大会にゲスト出演したこともある辰巳。そのため当初は“アイドル枠”として見られがちだったが、ケガによる長期欠場や結果が出ない時期にも決して腐らず、昨年のタイトル初挑戦を気に大きく成長していった。


ちなみに「辰巳」はリングネームで、本名がリカだったことから“大社長”高木三四郎が命名。もちろん辰巳自身はおニャン子クラブを知らない世代である。それでもドラゴンスクリュー、ドラゴンスリーパー、ドラゴンリングインなどドラゴン・リスペクト殺法を使い、タッグチーム「どらごんぼんば~ず」を結成。夏の後楽園では越中詩郎ともチームを組んだのだからレスラー人生は分からない。


初代タッグ王座決定トーナメントでも決勝進出を果たすなど、アイドル人気を保ちつつも実力面での評価も上がり続けている辰巳は、才木に挑戦表明すると「飛龍革命」を打ち出した。


ヒップアタックを得意技とし、夏にはお尻を鍛えるための公開練習も行なっている辰巳は、タイトルマッチに向けて「私には鍛えてきたお尻があるので。このお尻で倒します」と意気込み。しかし王者・才木も「私もお尻の硬さには自信ありますし、お尻だけじゃなく全身の筋肉、パワーでねじ伏せる」と語った。また初防衛戦で“守る”難しさも感じており「油断することなくしっかり守りたい」とも。


両者は過去に対戦したことがなく、11.3新木場大会で初対決かつタイトルマッチの一発勝負となる予定だった。しかし才木が過密スケジュールの中、10.29王子ベースメント・モンスター大会にも出場することになったため、急きょ前哨戦が決定。才木は山下実優、滝川あずさと組み、辰巳&坂崎ユカ&優宇と対戦する。


ここで才木と辰巳は初対決。そこでどちらが手応えを掴み、それはタイトルマッチにどう影響するのか。10.29王子、11.3新木場の2大会は“線”で見ていく必要がある。

文・橋本宗洋

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