女子プロレス界の異色から本流へ アイスリボン、10.29後楽園で名チーム同士のタッグ王座戦 豊田真奈美“ラスト聖地”マッチも

いまや女子プロレス団体の中でもトップクラスの人気を誇るアイスリボンが、10月29日に恒例の後楽園ホール大会を開催する。

(タッグ王座決定戦に臨む世羅りさ(左)と雪妃真矢)


アイスリボンは2006年にスタート。全日本女子プロレスなどの大きなルーツを持たず、小学生、中学生の選手も登場することなどから異色の団体として見られてきたが、最近ではむしろ激しさと華やかさを兼ね備えた、女子プロレスの本流とも思えるプロレスを見せている。時代の移り変わりとファンの支持が、アイスリボンを女子プロレス界の中央に押し出していったとも言えるだろう。


一般参加可能なプロレスサークルからも選手が育ち、また道場兼会場での定期戦によってキャリアを積むことができるアイスリボン。レベルアップへの条件は整えられている。加えて自由な雰囲気からか選手の自己主張も激しい。喜怒哀楽すべてをぶつける闘い模様も大きな魅力だ。


10.29後楽園では、メインで世羅りさ&雪妃真矢の「アジュールレボリューション(アジュレボ)」と星ハム子&宮城もちの「らぶりーぶっちゃーず」がタッグ王座決定トーナメント決勝で激突。どちらもアイスリボンを代表するチームであり、世羅は勝てばシングルとの2冠を達成することになる。


また交流関係にあるWAVEからは、同団体のシングル王者・大畠美咲が参戦する。悲願の戴冠を果たしたばかりの大畠は、他団体も含めた後輩との防衛戦による活性化を提唱。この大会では成長著しい長崎まる子とタイトルマッチを行なう。WAVEのさらなるアピールという意味もあって積極的な動きを見せる大畠も、現在の女子プロレス界における要注目選手だ。


そしてもう一つ、見逃せないのは藤本つかさ&華DATEvs豊田真奈美&中島安里紗。11月3日に引退する豊田は、これが最後の後楽園での試合だ。常に激しい闘いを見せてきた豊田はアイスリボンの明るさ、楽しさも愛し、頻繁に参戦。藤本はそんな豊田の後継者とも言われている。レジェンド・豊田は最後の“聖地”で藤本に、そしてアイスリボンに何を伝え、何を残すのか。豊田にとってもアイスリボンにとってもメモリアルな大会になる。

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