青木真也、史上最大の戦いへ!「キャリアでここまでの挑戦、チャンスはもうない」

こんにちは。青木真也です。人生、山あり、谷あり、モハメド・アリ。


AbeamTVの番組「格闘代理戦争」での僕のコメントが軽いボヤ騒ぎとなっております。青木真也の場合は思った通りにコメントすると、気がついたら燃料となってるパターンは日常茶飯事です。僕がいつものように暇だったのならば、さらに燃料投下となるのですが、月末に試合を控えていましてそうもいきません。さらなる薪をくべることを期待していたであろう関係各位には申し訳なく思っています。(特に魔裟斗さんには思っています。)


さてさて。それはそれとして。私、試合なんです。

11月24日にシンガポールで行われる「ONE63」でベン・アスクレン選手の持つウェルター級王座に挑戦します。はっきりというとキャリアでここまでの挑戦、チャンスはもうないでしょう。ここ最近は年齢もあってか、毎回、最後になる覚悟はしています。肉体的にも経済的にもいつまで、プロファイターを名乗ることができるのかわからないです。この気持ちは、同世代ファイターは皆、同意してくれるのではないかと思います。だからこそ、全ての選択に後悔がないように一生懸命向き合いたいです。

この原稿を書いているのはシンガポールに向かう飛行機の中です。(11月4日)

試合前の3週間を最終調整も兼ねて「EVOLVEMMA」で練習します。試合前の海外調整も、始めてから7年になります。多少の慣れもあるのだろうけども、毎回憂鬱です。「憂鬱でなければ仕事じゃない」なんて言葉もあるけどもその通りです。孤独、恐怖、不安、期待など様々な感情が混ざり合うなんとも言えない気分ですが、やるしかないのです。やれんのか。やるしかない。そう覚悟するためにも敢えて記事にしています。覚悟は最後まで決まらないものです。逃げずに向き合うからこそ、いい作品ができ上がると思います。


シンガポールでの生活が始まれば気持ちは晴れます。向かう時間が一番揺れる。あえて、この時間に文章にしました。強気な格闘技選手の部分だけでなく、自分と向き合う選手感情を知ってほしい。


11月24日。自分の力の全てを金網の中に置いて来ます。今、あるものを価値あるものにするために挑戦する。入場ゲートに行く前に毎回、呟きます。妥協なき勝負をするからこそ、自分に価値が出ることを僕は知っています。


「人生山あり 谷あり モハメド・アリ」ですから、コツコツと生き抜きましょう。他人の人生だとは思いますが、青木真也が試合をすると心のどこかに置いていただけたら幸いです。

文/青木真也(格闘家)

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