内藤哲也vsオカダ、コールバトルは「6:4で内藤」 1.4東京ドームに向け、決戦ムードは大会ごとに緊張感を増す

11月18日、新日本プロレスの後楽園ホール大会が行われた。観衆は主催者発表で1732人(札止め)と、相変わらずの高い人気を誇る新日本。この日からは恒例のワールドタッグリーグが開幕している。


真壁刀義がヘナーレと組むなど、フレッシュな顔ぶれも多い今年のリーグ戦。この日はセミで後藤洋央紀&YOSHI-HASHIが鈴木みのる&飯塚高史と対戦した。CHAOS対鈴木軍という構図のこの試合で勝ったのは後藤。しかも鈴木をGTRでピンフォールしての1勝だけに大きな価値がある。


後藤と鈴木は今年上半期、NEVER無差別級王座をめぐって抗争を展開。セコンドの介入などもあって鈴木がベルトを巻いているが、ここで後藤が一矢報いた形。後藤は改めてNEVERのベルトに照準を定めたようだ。


メインには、現在の新日本で最も勢いがあるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのEVIL&SANADAが登場。しかし初エントリーのジュース・ロビンソンvsサミ・キャラハンに敗れるアップセットが起こった。フィニッシュはジュースのパルプフリクションだったが、新日本初参戦のキャラハンもインパクトのある動きを見せており、タッグリーグの台風の目になりそうだ。


今シリーズのもう一つの見どころは、1.4東京ドーム大会に向けての前哨戦。この日はオカダ・カズチカ&オスプレイ&外道と内藤哲也&BUSHI&高橋ヒロムの6人タッグ戦が行われた。オカダと内藤は1.4ドームのメインでIWGPヘビー級王座をかけ激突。オスプレイとヒロムはジュニアヘビー級タイトル4WAYマッチを争う。


前哨戦を重ねていくにつれて攻防が激しくなり、それがタイトルマッチでピークを迎えるのが現在の新日本の流れ。この日もオカダと内藤、オスプレイとヒロムが互いに得意技を出し、それを防ごうとするハイレベルな競り合いが見られた。


試合はBUSHIが外道をフォール。しかし試合後もオカダと内藤がやり合う場面があり、やはり6人タッグでも対抗意識は強い。


前哨戦、そして1.4ドームの結果も気になるが、同時に注目なのが観客の“支持率”だ。プロレスという闘いでは、観客の声援によって試合の見え方が大きく変わることもある。


昨年、内藤がオカダからタイトルを奪取した試合では、SANADAの介入があっても観客は内藤に圧倒的な声援を送った。今年10月の両国大会でも、次期挑戦者としてオカダと対峙した内藤に大歓声。オカダにはブーイングが起きた。この現象を、オカダは「みんな新しい景色が見たいんでしょう」と分析している。そして、その上を行ってみせるのが自分だと。


11.18後楽園でも、内藤には大コールが発生。しかしオカダファンからのコールも大きく、生中継の実況では「6:4で内藤」と判断していた。内藤人気は変わらず、しかし長期政権を築いているオカダへの評価も高い。前哨戦を重ねる中で、この“支持率”がどう変化していくか、そして1.4ドームでのIWGP戦はどんな雰囲気の中で行われるのか。決戦ムードは大会ごとに高まっていく。


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