プロレスファンとしての憧れ、王者として DDTを背負う新エース・竹下幸之介が丸藤正道とタッグ王座戦で激突

DDTトップの証、KO-D無差別級タイトルを持つ竹下幸之介に、試練でありチャンスでもある対戦カードが用意された。

越境タッグながら盤石の防衛を続けているHARASHIMA&丸藤。


11月23日の後楽園ホール大会で、竹下は彰人と組み、HARASHIMA&丸藤正道のKO-Dタッグ王座に挑戦する。


長きにわたりDDTをエースとして牽引してきたHARASHIMAと、ノアの象徴である丸藤はこの夏にタッグを結成。王座獲りを果たすと「工場プロレス」での防衛も。“天才”とも呼ばれる丸藤は、DDTワールドにしっかり対応している。


そんな丸藤が、次の防衛戦の相手としてリングに呼び込んだのが竹下だった。竹下は今年3月にHARASHIMAからシングル王座を奪取し、新エースとして経験を積むとともに評価を高めている。


現役の日体大生でもある竹下は、ボディビルの大会に出場するほどのフィジカルの持ち主であり、幼少期からの大のプロレスファンでもある。レスラーとしてデビューしたのも高校時代。「ファン歴の長さはプロレスの実力にも通じる」とする、フィジカルエリートにしてプヲタエリートだ。


そんな竹下だけに、DDTでの丸藤の試合も食い入るように見つめ「普通にファンに戻ってしまった」と語ってもいる。しかしレスラーとして、DDTのトップとして「団体をもう一つ上にステップアップさせるため、チャンピオンとして丸藤正道の首を獲りたい」という思いも。プロレスファンとしての憧れに加えてDDTを背負う責任感とともに、竹下は丸藤に挑む。


対する丸藤も、竹下を「若い力の象徴」と認め、自身が刺激を受けるとともに「何か新しいものを見つけられるかもしれないし、プロレスの深いところ、いろんなものを教えたい」という狙いもあるようだ。

彰人(左)と竹下(右)はディエゴとともに6人タッグ王座も保持。タイトル総ナメを狙う。


それぞれのパートナーであるHARASHIMAと彰人は、かつて同じユニット「スマイルスカッシュ」に所属。彰人が独立して竹下と新勢力「ALLOUT」を作った流れがある。竹下、彰人はディエゴとのトリオでKO-D6人タッグ王座を保持。11月19日の大阪大会ではHARASHIMA&高尾蒼馬&ヤス・ウラノを相手に防衛戦を行ない、彰人がHARASHIMAから金星をあげた。


「HARASHIMAさんは強い。強いけど3カウントは取れる」と彰人。HARASHIMA&丸藤は団体の“顔”同志が手を組んだ超強力タッグだが、竹下とともに、この男の飛躍にも期待がかかる。


文・橋本宗洋

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