「闘うことは生きること」 青木真也、ベン・アスクレン戦を終えて

こんにちは。青木真也です。人生山あり谷ありモハメドアリ。 11月24日、ONEでのウェルター級タイトルマッチ(ベン・アスクレン戦)での応援ありがとうございました。結果は「秒殺KO負け」。試合直後の夜にこの記事を書いています。時間を空けて整理してから文章を書けば、リスクのないものに仕上がると思います。ですが試合直後のこの時間に描くからこそ価値があるものだと思うのです。素直な僕の気持ちを伝えたいし、この時にどう思ったのかを正直に伝えたいです。

試合が終わって今は無力感でいっぱいです。完膚なきまでに叩きのめされたのだから当然。悔しいし情けない。でも恥ずかしいとは思わない。青木真也にしかできない仕事をしたのだから、文句を言う奴はうんこ食ってろ。青木真也としては折れていません。またひっくり返す気でいるしひっくり返せると信じているのです。そうでもしなければ青木真也廃業でしょう。生きて行くとはいいことばかりでなく、辛いことも多々あります。 


試合は向かい合った時点で厳しいなと感じました。打撃をもらった時の効き方が今までに感じたことがないほどで、完全にノックアウトされた。これは彼の強さもあるのだろうし、僕のダメージの蓄積もあるのだと思います。ダメージの蓄積に関しては試合後に日本人記者から「考えたほうがいい」との言葉をかけてもらいました。


 物凄くありがたく、言ってくれる人間は貴重だけども決めるのは自分です。僕はもう少しだけ続けていきたいし、自分がやりたいことをやるつもりです。今の僕にとって闘うことは生きることです。それに変わるものも見つけていきたいけども、現状ないのだから生きるために闘います。


9月に試合が決まってから充実した楽しい時間を過ごせました。結果は出たけどもいい時間が過ごせて本当に良かったです。EVOLVチーム、1週間に渡って帯同してサポートしてくれた宇野薫選手、応援してくれた全ての方々に感謝します。ありがとうございました。

【こぼれ話】今回は箕輪編集者(自著・『空気を読んではいけない』担当)とクリエイティブの三浦崇宏さん(株式会社GO)がシンガポールに応援に来てくれました。試合後に食事をしましたが、試合の話をそっちのけに宿泊した高級ホテルのバーのお姉さんがどうのこうのな話に終始しまして。。。男ってバカで仲間って素晴らしいなと心に燈が灯りました。著書で友達はいらないと言いつつも友達は大事だと思います。厳選したものならば。 今日もまた生きるぞ。顎が痛えけど。時間が経てば治る。

 文/青木真也(格闘家)

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