“筋肉アイドル”才木玲佳、「何でもやりたくなっちゃうんです(笑)」

“筋肉アイドル”として、また慶応大卒のインテリ芸能人としてテレビ、ラジオで活躍中の才木玲佳は、プロレスラーとして東京女子プロレスのシングル王座「TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス」保持者でもある。さらに立ち技格闘技「Krush」の中継ではゲスト解説を担当。年が明けるとテレビ番組の企画で東大受験にもチャレンジする。

「伊集院(光)さんに“キャラが渋滞してる”って言われました(笑)」というマルチすぎる才能を持つ選手(でアイドルで解説者で受験生)に、筋肉を鍛えてきた理由やその歴史について聞いてみた。

(聞き手・橋本宗洋)


――体を鍛え始めたのは、この業界に入ってからですか?

才木 そうです。それまでスポーツもほとんどやってなくて。Krushガールズ(ラウンドガール)を始めた時に、お腹が出る衣装だったので「どうせならカッコいい体に」と思って筋トレを始めたのがきっかけですね。腹筋割れてるとカッコいいなぁ、みたいな。


――そこからK-1のアマチュア大会にも出場して。

才木 練習してたら褒めてくれるので、試合も出たくなっちゃって(笑)。そこからまた筋トレも本格的になりましたね。だから筋肉にも段階があったんですよ。最初はダイエット主体、K-1では絞るというか、シャープな筋肉。で、プロレスをやるようになってからは太くて大きい筋肉を目指すようになりました。


――「筋肉担当」にも歴史ありと。

才木 K-1に出た頃は筋肉ついてましたけど細かったですねぇ。


――しかしアイドルやりながらK-1も、プロレスもというのは凄いですよ。

才木 なんでもやりたくなっちゃうんです(笑)。さすがにプロレス団体に入門するのは考えなかったと思いますけど、(所属するユニット)CHEER1が公式サポーターをやっているWRESTLE-1がプロレス学校を作るということなので、それはやってみたいなって。縁があるんですよね。


――そこでプロレスラーとしての基本を学んだと。

才木 半年間、月曜日から金曜日まで練習でしたね。もちろんクリスマスとかも関係なく(笑)。基礎体力から受身、関節技。想像してたとおりのプロレスの練習をしっかりやらせてもらいました。あとはリングの設営とか、AEDの使い方、人工呼吸も教わりましたね。当時は俳優もしているAKIRA選手も講師で、表現力を高めるためにエチュードをやったり。感情をいかに出すかっていう。


――見ていた時とはプロレスの印象も変わりました?

才木 みなさんこれだけの努力をしてリングに立ってるんだと思うと、より尊敬するようになりました。


――そこで自分でも、プロレスに向いた筋肉に変えようという感じで。

才木 やっぱりプロレスをやる上では足腰の強さ、打たれ強い体っていうのが大事なので。日々「大きくなりたいな」と。特にスクワットはもともと大好きで。


――スクワット大好き(笑)。

才木 ジムでも真っ先にやりますし、人から「どんな筋トレがおすすめ?」って聞かれたら絶対にスクワットって答えます。スクワットはキング・オブ・トレーニングなので。足の筋肉は体の中でも一番大きいので、そこを鍛えれば基礎代謝も上がって太りにくい体になります。


――でも一番きつそうですよね。階段とか、日常生活にも影響しそうで。

才木 そうなんですよ。きついからこそ「足をしっかり鍛えてる人は筋トレが分かってる」って言われますね。ボディビルダーの人も、真っ先に足を見るみたいですね。


――才木さんはプロレスのスタイルも、筋肉とパワーを活かしたものになってますよね。

才木 そこが見せ場だなと。持ち上げる、投げるっていう動きだったり、いかに筋肉を見せるか。たとえば最初のフィニッシュ技はキャメルクラッチだったんですけど、あれは技の効果だけじゃなくて腕の筋肉をアピールできるっていう面でもいい技なんですよ。


――タワーブリッジ(アルゼンチン・バックブリーカー)にしてもジャックハマーにしても持ち上げるパワーが目立ちますし。

才木 身長は小さいんですけど、リングで大きく見えるって言ってもらえるので、それはすごく嬉しいですね。


――プロレス以外の部分で、筋肉をつけてよかったなって思えることってありますか?

才木 もちろん。筋トレは全女性におすすめですよ。「ムキムキになっちゃうのが嫌」って言う人もいますけど、そう簡単にはならないので(笑)。


――私がどれだけ鍛えたと思ってるんだと(笑)。

才木 筋トレすればやせやすい、太りにくい体になりますから。代謝が上がるので、たとえば同じものを食べても筋肉がある人のほうがカロリーを消費しやすいんですよ。


――体を鍛えてる人って、もの凄くタンパク質を摂りますよね。

才木 もうとにかくお肉ですよね。ただ私は絞るよりも大きくしたい、太くしたいので糖質もしっかり摂ってます。お米とか。甘いものも大好きですし、グラビアの撮影とかがなければメッチャ食べますよ。


――食べてもトレーニングすれば太らないと。

才木 そう、だからストレスフリーですね。食べても動けばカロリーを消費するし、筋肉がつけばもっと消費するようになるから大丈夫です(笑)。筋肉がすべてを解決してくれます。間違いない。


――「筋肉がすべてを解決する」。いいパンチラインきましたね(笑)。

才木 好きなものが食べられるし、運動するから体調もいいし、鏡を見るのも楽しいんですよ。これは女性にも最高じゃないですか。性格も明るくなります。体を鍛えてる人に暗い人いないでしょう?


――確かに(笑)。筋肉って、コツコツ努力しないとつかないし、努力すればある程度はつくって聞きますね。才能じゃないというか。

才木 だから私もハマったんだと思います。やればやっただけ太くなる、結果が見えるのが楽しくて。実は勉強もそうなんですよね。「継続は力なり」の世界。だから仕事でジムに行けない日が続くと焦るんですよ「筋肉がしぼんじゃう~!」って(笑)。

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