白石オーナー時代の両国以来(笑)!サイプレス上野と「全日本プロレス」を後楽園バルコニーで見る

(少年時代から何度となくプロレス観戦してきた後楽園のバルコニーにて。)


音楽界屈指のプロレスファンとして知られるラッパー、サイプレス上野さんがプロレスの魅力を語るレギュラーインタビュー、今回は全日本プロレスの11.9後楽園大会をバルコニー席から観戦しつつ語ってもらった。秋山準社長体制で観客動員も好調、充実した内容が評判になっている全日本。上野さんにはなじみ深い大日本プロレスの選手たちも登場、思い入れのある選手も……。

(聞き手・橋本宗洋)


——上野さん、全日本は見てました?


上野 メチャクチャ見てましたよ。世代的には四天王(三沢光晴、川田利明、田上明、小橋健太)が一番リンクする時代だったっすけど、もっと小さい頃から(家で)見させられてたんで。


——となると、リック・フレアーはじめ歴代NWA世界王者とか、ファンクス、マスカラス、ロード・ウォリアーズっていう。


上野 外国人のイメージありますね。テリー・ゴディとスティーブ・ウィリアムスの殺人魚雷コンビとか、カンナム(エクスプレス)、あとブラックハーツ。


——いいですねぇ(笑)。


上野 ブラックハーツ世代ですよ(笑)。もちろん四天王も好きでしたしね。でも今回、会場来るのは久しぶりになっちゃいましたね。こんなこと言ったら嫌がられるでしょうけど、「白石両国」以来(苦笑)。


——まあ簡単に説明しておくと、数年前のオーナーが非常に独特なワンマンな人で、選手もファンもいろんな面で荒れたという。そこから選手の離脱もあって。その苦しい時期を乗り越えたのが、今の秋山準社長体制の全日本なんですよね。しかし白石オーナー時代の両国、行きましたか(笑)。


上野 あれは行かざるを得ない感じでした。前日、つくばでオールナイトイベントがあって、かなり飲んだんですけど「これは行っとかないと」ってつくばエクスプレスを秋葉原で降りて、家に向かわずに両国に(笑)。


——結局、武藤敬司選手たちが全日本を出てWRESTLE-1を旗揚げしたんですけど、今は全日本とも交流があって、今回はWRESTLE-1の看板選手・黒潮“イケメン”二郎選手も出てましたね。


上野 初めて生で見ましたけど、会場人気が凄いっていう理由が分かりましたね。面白いもん(笑)。身のこなしも軽快だし。


——逆に全日本の野村直矢選手はガッチリ肉つけてきてますね。デカくなった印象があります。全日本っぽい体型というのか。


上野 やっぱ新日本とは違うんですよね。新日本はソリッドな感じで。野村選手は「乗せてきてる」感じ。タイツが赤なのも全日本らしくていいですよ。前はもっと細かったと思うんですけど、力をつけてくると全日本っぽくなってくるんですかね。


(ジュニアタッグリーグは竹田&丸山が優勝というドラマチックな結末に。)


——ジュニアタッグリーグでは、上野さんもよく見ている竹田誠志選手と丸山敦史選手のタッグが優勝。青木篤志&佐藤光留の4連覇を阻んでの栄冠ということで、これはインディーファンには感慨深いですね。竹田選手はデスマッチファイターでもありますし。


上野 竹田選手は全日本で世界ジュニア王座にも挑戦してるし、こういうチャンスがあるのは嬉しいですよね。で、またちゃんとお客さんに評価されてるし。もともとはどインディーじゃないですか。『STYLE-E』とか出て。


——竹田選手は今現在も大日本プロレスのデスマッチヘビー級王者なわけで、血みどろのデスマッチやりながら全日本にも上がってるっていうのがカッコいいですよね。


上野 メチャクチャな連戦やってるみたいですからね。7連戦とか。


——力があるからオファーも来るっていう。


上野 でも7連戦はきついなぁ。そんなにライブできないっすよ。3連戦くらいで限界。体力も集中力ももたないです、普通。だからそういうのもプロレスラーの凄さですよね。


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