K-1史上初3階級制覇へ 武尊、アメリカへ武者修行「原点回帰と挑戦」

昨年12月に2週間単身渡米をした、 K-1 WORLD GPスーパーバンタム級、フェザー級2階級王者の武尊を取材した。


渡米の理由ついて「原点回帰と挑戦」をテーマを掲げ、「イチから格闘技と向き合いたい」と語る武尊。2018年3月に開催される「KFESTA.1」では1階級上のスーパーフェザー級・大雅の持つタイトルへの挑戦を表明しており、達成すればK-1史上初の3階級制覇という偉業を成し遂げることになる。


武尊がトレーニング先に選んだアメリカ・コロラド州ウェストミンスターの「ラドウィック・マーシャル・アーツ」は、元K-1・UFCファイターのドゥエイン・ラドウィックが主宰する格闘技ジムだ。現UFCバンタム級王者のT.J.ディラショーら強豪が所属しており、武尊は標高1600メートルという環境の違いや言葉の壁と対峙しながら、研鑽を積むことになった。


さらに“ハングリー精神”を手に入れるためにあえてホテルには泊まらず、格闘家たちが共同生活を送る「ファイターズハウス」で寝泊まりすることに。相部屋の2段ベッドをあてがわれた武尊は初日から、食事や洗濯など共同生活のための基本ルールを学んだ。


「自分に我儘になって、もう1回強さを追い求めてみたい」と語る武尊、生活環境の違いやコミュニケーションに四苦八苦しながらも格闘技ジム「ラドウィック・マーシャル・アーツ」でのトレーニングを開始する。


現UFCバンダム級王者のT.J.ディラショーや、主宰のドゥエイン・ラドウィックたちから指導を受けた武尊は、学んだ技術について「K-1で使ってる選手がいない」と、さっそく刺激を受けた様子だった。


ディラショーは武尊について「細かいあらゆる場所にスペースを作って、キックを出す動きなど、スピードとスペースの使い方が変わっている」と分析。はじめは指導者とそれを受ける者という関係だったが、突然“ディラショーとのスパーリング”というチャンスが訪れる。


スパーの内容はディラショー側の要望で放送は叶わなかったが、終了を告げる合図の直後、ディラショーは思わず武尊にイライラをぶつけるように一撃を見舞う。ディラショーに「ノンストップの攻撃には驚いたよ。対応するのに疲れた」と言わしめ、力を認めさせる形となった武尊は「本当に嬉しい」と満足気だった。

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