対日本人無敗!圧倒的な爆発力を持つ王者・ピケオーに対抗できる日本人ファイターは現れるのか

1月27日のKrush後楽園ホール大会、そのメインイベントで、-70kgタイトルマッチが行なわれた。チャンピオンのジョーダン・ピケオーは対日本人無敗。タイトルマッチ以外でも佐藤嘉洋、日菜太に勝っており、K-1でも活躍している。


そんなピケオーに挑んだ山内佑太郎は40歳、50戦のキャリアを持つベテランだ。全日本キックボクシング連盟で2階級制覇を達成するなど、国内屈指の強豪として知られてきた。テクニカルな試合運びは唯一無二と言ってよく、それだけにピケオー攻略への期待も高かった。


実際、山内はピケオーの圧力に下がりながらも動きを冷静に見極め、開始早々に前蹴りを顔面にヒットさせてダウンを奪う。流れの中で出た一発だったが、山内の真骨頂とも言える先制ダウンだった。


しかし、これで「スイッチが入った」というピケオーは反撃を開始。グイグイと圧力をかけ、パンチを連打していくと、1ラウンド中に右フックでダウンを奪ってポイントで追いついてみせる。


こうなると主導権は完全にピケオーのもの。2ラウンドも山内をコーナーに詰めて連打を浴びせ、連打を浴びせてスタンディング・カウント。さらに猛攻を加え、計3度目のダウンでレフェリーが試合を止めた。


思わぬピンチもあったものの、そこからの巻き返しはさすがというしかなかったピケオー。ベルトを奪取した際には「ずっとこのベルトを守り続ける」と語ったが、その言葉を実現させている形だ。


加えて今後の目標としてはK-1もある。日本で喫した2度の敗北は、マラット・グレゴリアン戦、チンギス・アラゾフ戦と、K-1の王座決定トーナメントで優勝者に喫したもの。アラゾフには昨年のトーナメント準決勝で敗れているが、「無傷で闘えば……」という思いもあるのではないか。


逆に日本人ファイターにとっては、このピケオーを倒さないことには状況を打開できない。圧倒的な爆発力を持つ王者に対抗できる存在は現れるのか。そこが-70kg戦線の大きなポイントだ。

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