“暴走機関車”ドーリングの超ド級パワーを思い知るか?「自由」に覚醒したKAI、三冠ヘビー級王座に挑戦

(2.3横浜大会、地元での戴冠を狙うKAI)


昨年からの好調ぶりがプロレスファンに広く浸透してきた感のある全日本プロレスが、2月3日に横浜文化体育館でビッグマッチを開催する。


対戦カードには、4つのタイトルマッチがラインナップ。アジアタッグ王座決定戦として野村直矢&崔領二が秋山準&永田裕志と対戦。世界タッグ選手権試合は王者チームの「暴走大巨人」諏訪魔&石川修司に宮原健斗&ヨシタツが挑む。世界ジュニアヘビー級はTAJIRIが青木篤志を相手に防衛戦。そしてジョー・ドーリングが持つ三冠ヘビー級タイトルには、フリーのKAIが挑戦する。


KAIはもともと、武藤敬司体制時代の全日本でプロレス入り。メキシコでデビュー後、2008年に日本マット登場を果たした。全日本の同期の一人は真田聖也。現在のSANADAである(ちなみにSANADAは2月10日にIWGPヘビー級王座に挑戦する)。


当時はジュニアで活躍、世界ジュニア王座も奪取したKAI。しかしヘビー級に上げ、武藤が旗揚げした新団体WRESTLE-1(W-1)に移ると苦難の道が待っていた。2015年には武藤を破ってW-1王者になったものの、観客からの評価がついてこない。


正統派エースとしての期待が重圧、もしくは足かせだったのか。苦しんだKAIは超マニアックなインディー好きだったファンとしての自分の原点を思い出し、インディーレスラーの翔太、三富政行と組むことで輝きを放つようになった。この頃のコスチュームはジーンズにタンクトップのストリートファイトスタイル。大日本プロレスやガンバレ☆プロレス、ガッツワールド、さらには女子団体アイスリボンにも参戦した。モットーはズバリ“自由”。大家健とはDDTのタッグ王者にもなった。昨年は大仁田厚引退試合にも出場している。

(世界タッグ王座には新世代エースの宮原(右)と全日本に定着してきたヨシタツが挑戦)

古巣・全日本には昨年から参戦。このリングに上がる以上、やはり目標は三冠王座だ。しかもKAIは横浜市出身、地元で栄冠を勝ち取ることにも大きな意味がある。


フリーとして最初の山場とも言える一戦を迎えるKAI。超ド級のパワーを持つ王者ドーリングに、どんな形で“自由さ”を叩き込むか。強引なマイクアピールで挑戦を認めさせた“実績”もあるだけに、まずは試合のペース争いから気になるところだ。


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