「スポーツじゃない。殺し合い」武尊、徹底的に殴る蹴る!地獄の合宿を敢行

魔裟斗、小川直也、山本KID徳郁、武尊の4人のレジェンドファイターが選んだアマチュア選手をトーナメントで競わせる「格闘代理戦争」。


決勝戦は、武尊推薦ファイター・中嶋志津麻と魔裟斗推薦ファイター・松村英明との対戦となったが、両陣営の特訓および合宿から見える戦略を秘策が見えてきた。武尊が中嶋を1回戦とは違うスパルタ方式で決勝へと仕上げてきた。


武尊がK-1のアマチュア選手の中から推薦した中嶋志津麻は、武尊や卜部兄弟などのK-1王者を輩出して来た、新生K-1のトップチームである「相模大野KREST」での1週間合宿を敢行。


武尊とのマススパーリング、ミット打ちなど基礎を確認。その後武尊との対戦相手、松村の1回戦の試合を元に分析を開始。武尊は「この試合を見て全然ビビる所はない。一発も恐いとも思わない」と、ハードパンチャーの松村を分析。1回戦で2ラウンドKO勝ちした対戦相手に対しても「1回戦はレベルの差がありすぎたので、パワーがあるように見えるけれど、普通にK-1ルールでやっている選手、打撃慣れした選手相手なら、彼のパンチは見える。普通にやれば問題はない」と断言。


中嶋本人も「一発を貰わなければ。あと1回戦を見る限りでは松村選手はあまり蹴りがあまりなかった、本人は撃ち合いたいと言っていたけど、そこは撃ち合わないように」といたって冷静だが、武尊は「撃ち合いでも勝てる」と代理戦争ながら普段通りの強気の姿勢が続く。


決勝戦の松村戦に向けて武尊が、中嶋に授けた必殺技は、フックなどの攻撃前の予備動作に着目すること、「相手の攻撃の仕掛け来たタイミングに合わせてハイキック」というもの。一見非常に難度の高い技術ではあるが、共に空手をルーツに持つ武尊と中嶋という共通点や、1回戦でK0に至る一撃のKO技を示せずに終わったことを考えると、短期間で流れを変える攻撃といえる。


武尊も「1発で流れが変わると思います。ラッシュされていたりとかパンチが来た時でも、蹴り1発で流れは変わっちゃうんで…」と、試合の流れを変える要素としてもハイキックは効果的と考えているようだ。


続いて、中嶋が合宿で体験したのは試合より過酷という試合形式のスパーリング。防具着用とはいえ、徹底的に相手を実戦のように殴る蹴るという打撃戦を再現、ジムでは武尊と卜部功也という階級違いのK-1王者の手抜きなしのガチンコ勝負も実現。そんな過酷なスパーリングの相手は、Krushで活躍中の大岩龍矢。現役K-1ファイターの圧力に何度もダウンを奪われる厳しい内容だが、プロの強さを体感するのがKREST流、3ラウンドで5KOを喫した後に、K-1カレッジ2017 -65kg王者で元KRUSHファイターの佐野純平と2ラウンド、経験豊富な人材の宝庫ともいえるジムで徹底的にしごかれる。


しかもスパーリングが終わったあとに映像を見ながらの武尊を交えての分析。「心の強さ」を重視する武尊からは「スポーツですけれど、止めてもらえると思って欲しくない、やられたらそのまま殺されるくらいの気持ちでやってほしい」と逃げ腰の中嶋に激が飛ぶ。


その後の合宿での基礎体力つくりを経て6日目の、2度目のスパーリングでは、K-1スーパーバンタム級トーナメントに出場した石田圭祐を相手に一歩も引かない戦いぶりをみせると、最後の仕上げに武尊とのスパーリング、K-1王者の実力を肌で体感し、ボロボロになりながらも最後まで心が折れなかったのが合宿を経た中嶋の成長だ。


最後まで「気持ちの強さ」を徹底的に叩き込んだ武尊流の次世代ファイター育成だが、勝ってスタートラインに立つことが目的、短期間で一回り強くなった中嶋の決勝戦での戦いぶりに注目だ。

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