沙希様、ベルトを投げ捨てる暴挙!挑戦者を「筋肉豚とただの豚」呼ばわり

(王座奪取を果たした沙希様だがベルトは巻かず、アズサが2つ持って撮影に)


東京女子プロレスのリングで、衝撃的な王座移動が起こった。2月3日の練馬Coconeriホール大会のメインイベント。初代王者みらクりあんず(坂崎ユカ&中島翔子)が持つTOKYOプリンセスタッグ王座に挑んだ沙希様とアズサ・クリスティのNEO美威獅鬼軍が、初挑戦でベルトを奪取してしまったのだ。


坂崎は元シングル王者で、中島とのタッグは東京女子初期からの本格的コンビ。試合の安定感やテクニック、連携では群を抜いており、初代王座決定トーナメントを制してベルトを巻いている。


そんな実力派タッグに対戦を要求した沙希様(赤井沙希とは別人。「様」までがリングネーム)は、しかし挑戦者という言葉に拒否反応を示していた。「挑戦というのは格下が格上にするもの」だからだ。対戦前から、沙希様は王者組より格上だという主張である。しかもベルトさえ「ほしいものがあったらお金を出して買う」主義のため興味なし。


今回のタイトルマッチは、チャンピオンベルトを「自分たちの絆の証」として大事にする坂崎と中島を教育するためのものだったという。沙希様に洗脳(?)されて「神様は沙希様」と慕うシスター、アズサとのタッグ歴は昨年12月からと浅いものの、試合は互角の展開。


グラウンドから空中殺法、連携と幅広い攻撃を見せるチャンピオンチームに対し、NEO美威獅鬼軍は沙希様の蹴り技を主体にアズサが好アシストを見せていく。


試合の山場でも、アズサが得意のクリスティ・アガペーを中島に決めて坂崎を孤立させ、合体技パドドゥ、そして沙希様の二段式顔面蹴りでフィニッシュ。アズサは(洗脳前の滝川あずさ時代)昨年11月に初勝利を挙げたばかりだったが、そこからわずか3カ月でチャンピオンになってしまったのだから、まさに「沙希様の御加護」だろう。


沙希様は試合後も坂崎を足蹴にすると、ベルトを投げ捨てる暴挙に。慌てて拾い上げたアズサだったが、沙希様はまったく興味なさげだ。曰く「私たちの強さと美しさの前では、どんなベルトも無価値」。コメントブースで明かしたところによると、沙希様は赤、黒、白といったはっきりした色が好みであり、ピンクのベルトなどナンセンスだという。ちなみに試合で青コーナーだったことも「私たちは赤に決まってるじゃないの」と気に入らないようだ。


(挑戦表明した優宇(左)とのどかおねえさん。タッグとしての力は侮れない)


しかし東京女子プロレスが認定するベルトはシングルとタッグの2つだけ。選手たちが切磋琢磨し合って目指すベルトを無価値と言われ、激怒したのが優宇&のどかおねえさんのブレイブメイツだった。2人はNEO美威獅鬼軍のタイトルに挑戦することを表明した。のどかは沙希様に対し「ものの扱い方が分かってない。親の顔が見てみたい」と鋭いコメント。シングル王者の経験もある優宇は「私たちとの闘いで美威獅鬼軍を終わらせる」と険しい表情を見せた。


そんな2人を、沙希様は「筋肉豚とただの豚」呼ばわり。アズサは2人にハーブとドングリを主食にするよう勧めた。「私たちと闘う以上、ブランド豚くらいにはなってもらわないと」。


「ぶちくらわしちゃるけ!」と怒りののどかは現在連勝中。上昇気流に乗っているチャレンジャーチームは、沙希様とアズサの美と強さを切り崩すことができるか。


文・橋本宗洋


(C)DDTプロレスリング


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