“筋肉アイドル”才木玲佳、「“アイドル兼レスラー”だけじゃなくてプロレスラーが少しずつ確立できたかな」

超満員となった東京女子プロレスの1.4後楽園ホール大会で、才木玲佳は東京プリンセス・オブ・プリンセス王者としてメインイベントのリングに上がった。結果は山下実優にフォール負けを喫し、王座陥落。しかし昨年の才木の活躍が、団体の人気に貢献したことは確実だ。1.4以降、試合は一時休止していた才木だが、2月18日の東京女子プロレス・新木場1st RING大会に参戦することが決定。あらためて山下戦を振り返ってもらうとともに、才木への意気込みも聞いた。


(聞き手・橋本宗洋)

――1.4後楽園大会は、タッグパートナーでもある山下選手との防衛戦でした。

才木:やりにくいとは思わなかったです。誰が来ても受けて立つっていう気持ちだったし、やっぱり初代王者の山下を倒してこそ、真のチャンピオンとして認めてもらえると思ってたので。


――双方が宣言していた通りの蹴り合いになりましたね。

才木:ああいう試合ができる相手は他にいないですね。だから余計に悔しかったです。最後までチャンピオンとしてリングに立っていたかった。


――試合後は、チャンピオンとしてもっとやりたいことがあったという発言もされていました。

才木:一番大きいのは、東京女子プロレスを一般の人たちにも伝えたいなって。もちろん選手として、東京女子プロレスに出ているいちレスラーとして広めることもできるんですけど、チャンピオンとしてっていうのも大事だと思うんですよ。メディアでベルト姿を披露するっていう。


――「プロレスラーでもあるんです」っていうのと「プロレスラーで、しかもチャンピオン」というのでは番組や誌面でのインパクトが違うでしょうね。

才木:食いつき方が違うんですよ。分かりやすいですもんね、ベルトって。物理的にというか、見た目として。


――プロレスを知らない人ほどインパクトがあるでしょうし。それにしても、去年はトーナメント優勝、ベルト奪取と飛躍、激動の一年になりましたね。

才木:特に夏から1.4までが凄く早かったです。凝縮された感じで。プロレスラーとしてひと皮むけた感じは自分でも少しします。“アイドル兼レスラー”だけじゃなくて“プロレスラー・才木玲佳”が少しずつ確立できたかなと。


――特に変化した部分はありますか?

才木:大きいのは気持ちの部分ですね。プロレスをやることが、それまで以上に楽しくなって。それが自信になってくるし、立ち振る舞いにも出てきたかなって。どうですか?(笑)。


――それはみんな感じてると思います(笑)。チャンピオンになってからも、責任感というより楽しさが大きかった?

才木:楽しさと自信ですね。「私はできる、強い」っていう空気感をまとえてたかなって。


――武藤敬司選手公認のシャイニング・ウィザード、それにジャックハマーと得意技も増えました。

才木:ジャックハマーは、パワーを活かせる技を使いたいなと思って。女子の選手があまりやらない技ですし。シャイニングは……恐縮なんですけど(笑)。


――武藤さんが作ったプロレス学院の一期生ですし。

才木:直接、お願いしました。


――1.4後楽園は観客動員も団体史上最高、超満員になりましたね。

才木:凄かったですね! 本当にありがたい。チャンピオンとして立つ後楽園は初めてということで緊張感もあったんですけど、とにかく嬉しかったです。


――去年の夏以降、東京女子のファンが増えてるなっていう感触はありました?

才木:大会ごとに、物販に「初めて来ました」っていう方がいらっしゃいましたね。テレビで私を見て、初めて女子プロレスを見に来てくれた方とか。


――1.4の後はセンター試験もありましたけど、試合復帰に向けてはいかがですか?

才木:もちろんプロレスは続けるし、復帰の場は東京女子プロレスでっていうのも決めてましたね。ここでまた新しい才木玲佳になりたいなと。


――新しい……NEO美威獅鬼軍に入るとか。

才木:その予定はないんですけど(笑)。でもチャンピオンじゃなくなったからって、そのまま落ちていきたくないんですよね。這い上がっていく姿を見せたいです。再起していく……才木が再起するところを見てほしいですね。


――あくまで東京女子で再起すると。

才木:他の団体でっていうのは1ミリも思わなかったですね。「負けたからよそに行った」って思われるのも嫌じゃないですか。私はとにかく東京女子が好きですし。だから再起戦は絶対にインパクトを残したいです。

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