“筋肉アイドル”才木玲佳が語る、驚異の勉強法 タイトルマッチ、センター試験にどう取り組んだか

“筋肉アイドル”として各分野で活躍し、プロレスラーとして東京女子プロレスのチャンピオンにもなった才木玲佳は、テレビ番組『得する人損する人』の企画で東大受験にもチャレンジ中だ。1月にはタイトルマッチを終えると、すぐさまセンター試験。先日、一次選抜突破が発表された。慶応大卒のインテリ芸能人としても知られる才木は、久しぶりの受験にどのように取り組んだのか。自他ともに認める「頑張り屋」才木の勉強法とは?


(聞き手・橋本宗洋)

――東京女子プロレスの1.4後楽園大会でメインを務めた直後には、テレビ番組の企画でセンター試験もありました。大学受験の前にタイトルマッチやった人も珍しいですよね(笑)。

才木:他にいるんですかね?(笑)。


――しかも思いっきり頭を蹴られてたんで、関係者はヒヤヒヤしたんじゃないかと。

才木:覚えた公式が飛んでったりはしませんでした(笑)。


――才木さんは慶応大卒ですけど、今回は現役の時の受験とはまた違う感じですか?

才木:全っ然違いましたね! 勉強だけしてればいいっていうわけにいかないので。現役の時は、朝の4時に起きて勉強してたんですよ。そこから学校、自習、それで徹夜はしないで10時には寝て。


――あ、本番の試験を見越して朝型で。

才木:そうなんです。その上で勉強の時間はしっかり取れてたので。やっぱり負けず嫌いなので、自分がテレビ見たり遊びに行ってる間に他の人は勉強してる可能性があるじゃないですか。それで追いつかれたり、追い越されたりするのが凄く嫌で。食べてる時も参考書片手に、みたいな生活をしてました。


――今はそうはいかないですもんね。

才木:お仕事があって、プロレスもあって。もちろんプロレスの練習も筋トレもしたいですし。しかも、受験が決まったのが10月だったので。


――高3の10月から進学志望に変えるみたいなもんですね(笑)。

才木:ただでさえ時間がない上に、現役のときより科目が多いんです、数学とか。生物、地学はゼロからのスタートで。現役の時は私立の文系科目だけだったんですけど。


――今回は東大ですもんね。滑り止めもなくて東大に受かるかどうかだけという。

才木:今でも私大ならどこか受かるかなと思うんですけど、今回は特殊ですね(笑)。


――やっぱり大変なのは時間の使い方ですか。

才木:それもあります。特に最近は海外のお仕事が続いたので。


――(レディビアードとのユニット)DEADLIFT LILITAのライブですよね。

才木:スペインとシカゴに行きました。日本のアニメのコンベンションで。私たちのライブも反響が凄いんですよね。


――もの凄い数のファンが来てたみたいですね。

才木:スーパースターになったかと思いましたよ(笑)。ちょっと手を振るだけで「キャー!」って。泣いちゃう子がいたり。


――向こうのファンにしたら「海外アーティスト」ですからね。

才木:めったに見れないですもんね。あと海外の人から見ると、私は海外だと余計に子供っぽく見えるみたいなんですよ。それでムキムキなのでインパクトが強いんでしょうね。私みたいになりたくてトレーニング始めたっていう女性もいて嬉しかったですね。


――海外にも参考書を持っていく感じですか?

才木:飛行機の中もずっと勉強でしたね。いつもは「映画何本見ようか」っていう感じなんですけど。機内音楽でモーツァルト聞きながら勉強してました。モーツァルトは脳にいいみたいですよ。


――しかし移動時間も無駄にしませんねぇ。

才木:やっぱり時間の使い方が大事ですね、この企画は。いかに効率よく、でも徹夜はしないか。それと大変のは、教えてくれる人がいないんですよ。全部、自習なんですよ。


――学校も予備校も家庭教師もないわけですもんね。

才木:それが凄い大変で。特に数学は「なんでこうなるの?」と思った時にすぐ聞ける人がいないんですよね。


――過去に受験を経験して合格しているっていうこととか、社会人としての知恵みたいなものって役に立ってますか?

才木:いや……ぶっちゃけないです(笑)。初めて受験するくらいの感じです。現役の頃のことは忘れちゃってるものも多くて。


――やっぱり受験はその時だけの経験というか。

才木:世界史とかひたすら暗記したんですけど、あれはどこに行ったんだと(笑)。でも今は捉え方が変わった感じがしますね。ちゃんと考えて覚えるというか。物事の背景とか理由も含めて頭に入れてる感じです。それは大人ならではかもしれないです。


――海外に行った時に、地理で勉強したことを実感するって言われてましたね。

才木:たとえばスペインは、地中海性気候で夏は乾燥するんですよ。そういうのも、スペインに行ったことでスッと入ってきますね。「バレンシアオレンジってあったなぁ」とか。


――じゃあ受験の結果がどうなるか今は分からないですけど、また頭がよくなったというか、知識が深まったのは間違いないと。

才木:そう! それは本当に思います。高校生の時は勉強、嫌でしたけど、今は「勉強って楽しいな」って思いますね。  


――知識を得るのが楽しいっていう。

才木:現役の時、もっと勉強しておけばって思いますよ。


――まさに大人ならではの意見ですね(笑)。

才木:だから今回の企画は本当にいい経験だと思います。今もう、知的好奇心にあふれちゃって。企画が終わっても塾とか予備校に通いたいくらいですよ(笑)。


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