青木真也、格闘技は観戦じゃなく「体験」しに来てください ライブに勝るものはない

こんにちは。青木真也です。柔道は好きですが苦手です。


柔道芸人・あいすけさんに誘われて、彼女のお笑いライブに行って参りました。お世辞にも面白いとは言えないけども、柔道レスリングを知ってる人からすると、愛を感じて笑顔が溢れるライブでした。客席にいたお客さんには井上康生さんや、オリンピックメダリストがいたりしまして…。ここまでアスリート色が強い観客席もないだろうに…。すまん。そこが一番面白かった。

演者として客に媚びない姿勢に共感したし、プロとして一線を引いて仕事する姿はカッコよかったです。


さて。最近はウェブでの放送が充実したり、SNSが普及したことでその場に行かなくとも観ることができます。感動が軽くなっていると感じるし、確認作業のようになっているのではないかと感じています。格闘技でも実際に技術研究で捉えたら映像で見た方が見やすいし研究も進みます。しかし、試合を見てすぐに練習がしたい。眠れない。感動を味わいたいとなったらライブで感じることに勝るものはないです。


ライブで観ることは観戦じゃない。体験だ。


格闘技で話せば会場で熱を感じて、その中の一部となって熱狂する。選手の勝敗、傷つく姿。その体験から得る感動の刺激は相当なはずで、数ある刺激の中でも強い刺激に分類されることと思います。観戦ではない。体験だ。団体関係者は「試合を見に来てください」ではなく「体験しに来てください」で売ろう。観戦とすると選手と観客が分断しているように思うし、一緒に体験をしましょうとした方がいいはずだ。

改めてですが、体験を通じて感動を感じて欲しいです。多くのことがウェブで簡単に済ませることができる時代。だからこそ体験して欲しいのです。五感で感じて、感情を揺さぶられてください。本当の感動をして欲しい。そこにかけた時間とカネ以上のものは返ってきます。


演者としての気持ちも書いておきたいと思います。


試合を見て体験して感動を得られるのは事実です。でも一番試合を楽しんで感情を揺さぶられているのは選手本人です。誰もが僕の試合を僕以上に楽しむことはできないのです。やる側に立つのは辛いことも多いけども刺激的で楽しい人生です。やりたいと思ったらレベルは問わないです。何か自分で始めてみましょう。始めることに遅いことはないです。ジムで待ってるよ。


文/青木真也(格闘家)

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