有刺鉄線バットVS画鋲!ここまで狂った試合をやるとは… 勝俣瞬馬、ハードコアマッチで覚醒!

(背中と頭に画鋲が刺さった状態で闘った勝俣。もちろん宮本も画鋲まみれになっていた)


2月25日のDDT後楽園ホール大会で、場内に悲鳴が発生し続ける闘いが展開された。DDTエクストリーム級選手権、王者・宮本裕向に勝俣瞬馬が挑んだ一戦だ。


勝俣は女性人気の高いレスラーで、近年はDDT内アイドルユニット「NωA」のメンバーとして活躍。しかし現在は竹下幸之介、彰人の「ALLOUT」入りしている。今回のタイトル挑戦は、飛躍、脱皮を期してのものだった。


チャンピオンの宮本はデスマッチファイターとしてもトップクラス。「すべての覚悟をぶつける」という勝俣に、ハードコア+αマッチを要求した。イス、テーブル、ラダーの通常アイテムに加え+αとして自身も凶器を持ち込む試合形式だ。

(ラダー上へのブレーンバスターなど、勝俣にハードコアの洗礼のような厳しい攻めを見せた宮本)


有刺鉄線バットを持ち込んだ宮本に対し、勝俣は画鋲を用意。だが凶器を使わせれば宮本が何枚も上手で、画鋲が詰まった一斗缶に勝俣の頭を突っ込んで揺さぶるという荒技も。さらに有刺鉄線バットでのスリーパー、ロープに立てかけたラダーの上にブレーンバスターなど、勝俣ファンが目を覆うような厳しい攻めが続いた。


だが勝俣も得意の飛び技から反撃。テーブル上への雪崩式フランケンシュタイナーを決め、自らバケツの画鋲を浴び、マットにぶちまけて攻撃していく。


技をかける際に自分の体にも画鋲が突き刺さるのだが、構わず闘う両者。画鋲の上へのファイアーサンダー、さらにムーンサルトを決めた宮本が勝利したが、これまでのイメージを一新するかのような、勝俣の振り切った“覚醒”ぶりも光った。


試合後の宮本は「本当に画鋲を持ってきたのはビックリした。あいつ(勝俣)の気持ちは伝わってきましたよ」。敗れた勝俣も「新しい何かが開けた気がします。もう怖いものはない」と手応えを得たようだ。


多くのDDTファンが「勝俣がここまで狂った試合をやるとは」と思ったはず。将来、勝俣瞬馬というレスラーのキャリアの中でも重要なポイントになる闘いだった。


文・橋本宗洋

(C)DDTプロレスリング

続きを見る