「試合中は骨が折れようが全然戦える」 武尊、拳を骨折しながらの激闘を振り返る

「勝負の世界で1番わかりやすいのは、1人が立っていて、1人が倒れてるという図式」


“新生K-1”を牽引するファイター・武尊が過去の激闘の中からKO勝利した試合を自らが厳選し振り返った。


2017年6月のブバイサ・パスハエフ戦。パスハエフは前日の計量で1.7キロオーバーしており、不成立試合の可能性もあった。しかし「応援しに来てくれる人たちもたくさんいる。その試合のために2か月間キツい生活もしてきた」と語る武尊は「試合やらずに終わるのが考えられない」という思いから、この試合を受けたという。しかも観客から「フェアに見られない」という理由で、体重差分のハンデをつけずに試合に挑みKO勝利。「絶対倒してやろうと思っていた」と、K-1トップファイターとしての矜持があったことを明かした。


2016年11月のユン・チー戦。フェザー級に階級を上げて、2階級制覇を懸けたトーナメントの準決勝だったが、武尊は1回戦で判定勝ちにもつれ込み体力を消耗した上、脛の甲の骨にヒビが入るという満身創痍の状態。一方ユン・チーは1回戦を良い形で勝ちぬいており、武尊は「見ている人たちもヒヤヒヤしたのでは?」と難戦を振り返った。


そんな中、前日の記者会見から丁々発止のやりとりがあった小澤海斗が決勝まで勝ち進んでいた。武尊は「決勝でぶっ倒してやるから上がってこいよ」と小澤に告げていたため「向こうが約束守ったのに、こっちが(決勝)行かなかったらダメだな」と思ったそうだ。試合中に拳の骨折もあったが「試合中は骨が折れようが何があろうが、ぜんぜん戦える」と言ってのける武尊は、実際そんなボロボロの状態から勝利し、さらに恒例となったロープからのムーンサルトも鮮やかに決めて、観客を魅了していた。

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