沙希様、東京女子選手たちを「珍獣」と蔑む NEO美威獅鬼軍、東京女子プロレスを“美しく”席巻中

(タッグ王座防衛を果たした沙希様とアズサ。実力でブーイングをかき消してみせた)


東京女子プロレスのリングに美意識をもたらすべく参戦中のNEO美威獅鬼軍、沙希様とアズサ・クリスティが3月3日の成城ホール大会でメインを締めた。


東京女子の選手たちを「珍獣」、甲田哲也代表を「ボンクラ」と蔑む沙希様。これまでタイトル戦線には興味がなさそうだったが、アズサとタッグを結成すると坂崎ユカ&中島翔子の「みらクりあんず」を下してTOKYOプリンセスタッグ王者となった。

(試合前、優宇&のどかの握手を拒否して蹴り飛ばした沙希様)


あらためてその実力を見せつけた沙希様と、NEO美威獅鬼軍入りして“化けた”感のあるアズサは、3.3成城大会で初防衛戦。優宇&のどかおねえさんの同期タッグと対戦した。優宇は元シングル王者、のどかも急成長しているだけに、試合は一進一退の展開に。沙希様のミドルキックと優宇のチョップの打ち合い、のどかの強烈なショルダーアタックとバックフリップ、さらに両チームとも好連携と、どちらも完全には主導権を握ることができない。


それでも最後はアズサがトラースキックを顔面、ボディと打ち分ける連打から変型フェイスバスター「クリスティ・アガペー」でフィニッシュ。神の慈愛を意味する言葉を冠した技で勝利を続けるアズサは“シスター=沙希様の敬虔な信者”という以上の存在感を発揮しつつある。


試合後には、優宇&のどかを「しょうもない」と見下した沙希様。これに激怒した小橋マリカがリングインすると、パートナーには現シングル王者の山下実優が名乗りを挙げた。小橋は2.18新木場大会での沙希様との対戦をきっかけに、気迫を前面に押し出したファイトを見せるようになっており、その変化を山下も認めているという。

(次の挑戦者は山下と小橋のタッグ。NEO美威獅鬼軍にやられっぱなしの悔しさを「何十倍にして返す」という小橋を山下がバックアップする)


逆に言えば、NEO美威獅鬼軍の脅威が東京女子の選手たちに活性化を促している状況。打倒・沙希様に山下も乗り出して、いまやNEO美威獅鬼軍はタッグ王者として東京女子マットの“軸”になったとも言える。NEO美威獅鬼軍vs山下&小橋のタイトル戦は、3月21日の板橋グリーンホール大会で行なわれることが決定した。


3月14日には、DDTの赤井沙希プロデュース興行に出場するNEO美威獅鬼軍。赤井沙希とはあくまで別人の沙希様は「なんて楽しそうな大会なのかしら」という言葉を残し、アズサが手配したヘリで「おひなフェス」へと向かったのだった。


文・橋本宗洋

(C)DDTプロレスリング

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