“イメージは柔道の古賀稔彦”172cm、75kgでヘビー級にぶつかっていく! 木高イサミ、無差別で勝てるジュニアを追求

(計4本のベルトは体に巻くのも一苦労だった)


インディープロレス界屈指の人気選手である木高イサミ(プロレスリングBASARA)が、キャリア16年目にして「初めてです。めちゃくちゃキツかった」という体験をした。


それは、2日連続でのシングルの選手権試合だ。まずは3月3日、自身が代表を務めるBASARAの成城ホール大会で、ツトム・オースギを挑戦者にユニオンMAX王座を防衛。


ヘラクレス千賀とのタッグ・SOSで知られるオースギだが、イサミとの対戦でシングルプレーヤーとしての実力も発揮。スピード感あふれる攻撃でイサミを苦しめた。イサミはオースギの持ち味を受けきり、グラウンド技の引き出しも披露しつつ、最後は必殺技「勇脚・斬」を決めて防衛を果たしている。

(3.4ZERO1後楽園では、17周年記念マッチにノア・丸藤正道も出場。大谷晋二郎とタッグを結成した)


このBASARAが夜の大会。一夜明けて3月4日は後楽園ホール、ZERO1の17周年記念大会だ。こちらは昼興行のため、単なる連戦という以上のハードさ。


しかもショーン・ギネスが持つジュニア2冠(NWA世界ジュニア&インターナショナルジュニア)への挑戦だ。この試合ではエプロンでのブレーンバスターをはじめとする厳しい攻めに耐え、やはり勇脚・斬で勝利。やや唐突に見えるフィニッシュはイサミ自身も驚いていたほどで、それだけクリーンヒットしたということか。


この結果により、イサミはユニオンMAX、タンク永井と組んでのSTRONGEST-Kタッグ王座に加えてジュニア2冠で計4冠を達成した。数多くのタイトル歴を誇るイサミだが、4冠は初めてだという。


2月のZERO1新木場1st RING大会では小幡優作の世界ヘビー級王座に挑み、30分時間切れ引き分けという結果を残しているイサミ。今回、ジュニア王座を獲得したことで「ZERO1ではジュニアでやっていきます」と語った。そしてZERO1ジュニアの王者として「大谷晋二郎、日高郁人、この2人とは必ずやらなきゃいけない」とも。


とはいえ、ジュニアでしか試合をしないというわけでもない。大日本プロレスではデスマッチヘビー級王者になったこともあり、大きい選手との対戦はイサミにとっては「無差別」という捉え方。172cm、75kgという体でヘビー級にぶつかっていくことに醍醐味を見出しているということだろう。曰く「柔道の古賀(稔彦)先生みたいなイメージですよ」。


古賀といえば、無差別級で行なわれる柔道全日本選手権の決勝で小川直也と対戦したことでも知られている。そして小川はかつて、プロレスラーとしてZERO1でも活躍。そんな歴史も踏まえると、イサミの言葉やスタンスはより味わい深い。

(BASARA恒例の「逆転プロレス裁判」。3.3成城大会ではDDTグループの“大社長”高木三四郎が選手に合宿参加を禁じるなどの(どこかで聞いた)パワハラで訴えられるも力づくで無罪に)


ちなみにスーツケースに4本のベルトを入れての移動は相当にハードな模様。3団体をまたいでの4冠王者だけに、今後は防衛スケジュールもさらにハードになっていくだろう。


文・橋本宗洋

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