新生K-1の勢力図が変わる運命の日!木村“フィリップ”ミノル、平本蓮、KANAらオールスター総登場でスーパーファイト勃発

3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナで開催される新生K-1史上最大の大会『K'FESTA.1』。武尊、卜部弘嵩らがエントリーするスーパーフェザー級王座決定トーナメントを軸に、各階級のタイトルマッチが並ぶ、新生K-1にとってはターニングポイントとなるイベントだ。スーパーファイトを中心に今後のK-1の勢力図にも関わりそうな試合を紹介したい。

■木村“フィリップ”ミノル vs 平山 迅


木村ミノルは、ここ数年階級の変更やMMAへの挑戦などを経験しながら、勝ちからも見放されもがき続けて来た。近年、ムエタイの名門ウィラサクレックジムに通いスタイルを模索、現在はK-1ジム五反田チームキングスに籍を置いている。


昨年9月のウェルター級王座トーナメントでは、現王者・久保優太に判定で敗れたものの、彼らしい激しい打ち合いで「殺るか殺られるか」という激戦を演じた。続く、昨年11月の城戸康裕戦で、下馬評を覆し圧倒的大差で勝利。ファンからの熱い声援もあり、『K'FESTA.1』参戦が決定した。


対する平山も、真っ向勝負が信条のハードヒッター。過去のK-1/KrushでもほぼKO勝ちか負けとハッキリとした勝敗からもそのスタイルは明白だ。特に序盤の波状攻撃での強さが目立つ。


久保とのタイトルをかけた再戦を熱望している木村としては、2018年ベルト撮りへの足がかりとなる試合だ。


■KANA vs ポリナ・ペトゥホーヴァ


新生K-1史上初の女子マッチという歴史の幕開けという位置づけが余りにも大きいが、Krushで昨年、タイトル陥落から返り咲きと地獄から天国を味わってきたKANAにとって節目となるスーパーファイトになる。MMAの世界では女子がメインカードを席巻し時代の潮流となっているが、立ち技系の最高峰のひとつ、K-1ではこれがスタート地点だ。


ロシア出身のポリナ・ペトゥホーヴァは、日本では全く無名の選手だが、アマチュアのキックボクシング大会で過去3年間複数の王者になっている実力者だ。日本のリングで強さを重ねて来たKANAと、ヨーロッパのトップ選手の一角との対戦。


K-1での女子タイトル設立に向けて、KANAの圧倒的な勝利と同じくらいコンペティター発掘「女子K-1の標準値」を測る意味でも興味深いカードとなるだろう。


■軍司泰斗 vs 登坂 匠


2016年のK-1甲子園優勝から1年で第2代Krush53kg王者に、軍司は2018年のK-1を代表する選手の一人だ。Krushを制した今、タイトル防衛とともにやはり一度敗れている武居由樹の持つスーパー・バンタム級が次なるターゲットとなるが、今回浮上したのが、師匠の現K-1ジム総本部チームペガサスの梶原龍児代表の「代理戦争」ともいえる、登坂との対戦だ。


小学生から梶原の指南を受けてきた元弟子の登坂が、梶原の最新かつ最強の愛弟子、軍司の首を狙うというストーリーを知れば知るほどこのカードの意義は大きい。


2年のブランクを経て昨年Krushに再挑戦した登坂にとっては、現王者を倒して確実にステップアップを遂げているエリート・郡司にストップをかける絶好のチャンスとなる。


■ゲーオ・ウィラサクレック vs 平本 蓮


昨年までの実績を考えると両者がタイトルマッチではなくスーパーファイトという位置づけで対戦しているのは違和感すらある。昨年、野杁正明に判定で敗れるまで絶対王者だったゲーオと、初代ライト級王座決定トーナメントのファイナリストとして一躍、時の人となった平本の対戦は、時期K-1スーパー・ライト級もしくはライト級の王者挑戦権を賭けた戦いという認識で間違い無いだろう。


ゲーオに関しては、昨年6月の野杁戦以来の参戦ということで、K-1のリングでのりスタートの一戦となる。対する平本は、高校時代から熱望していたゲーオとの対戦が遂に実現する。


近年バラエティ番組への進出などで目立った露出でも知られる平本だが、ゲーオとの今回の力試しは、今後のキャリアを左右する重要な試合になりそうだ。現在無冠でもやはりゲーオはK-1の同階級の最強の一人、タイトルへの足がかりに勝利のみならず内容が問われることになりそうだ。


昨年多くのK-1ファイターがひとつの目標として掲げた『K'FESTA.1(ケーズフェスタ・ワン)』だが、すでに2018年の主役争いの序章でしかない。スーパーファイトは1戦1戦が非常にシビアな戦いになることが予想される。


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