「肛門爆破されても働く。これが働き方改革」全国路上プロレスツアー開催!?DDTイズムはさらに加速

(ムタの股間を攻めていったディーノだが、ムタは反応せず)

(C)DDTプロレスリング


3月25日に開催されたDDTの両国国技館大会でフィーチャーされたポイントの一つに“肛門”があった。書いていてもたいへんバカバカしいのであるが、事実は事実だ。


この大会で行なわれたウェポンランブル5WAYタッグマッチでは、公認凶器が飛び交う荒れた展開の末にMAO&マイク・ベイリー組が勝利。しかし敗者へのペナルティである「肛門爆破」を受けるはずの中澤マイケルが逃亡したため、「じゃあ俺が」「どうぞどうぞ」のダチョウ倶楽部システムで“大社長”高木三四郎と、そのパートナーである一般人・澤宗紀が肛門を爆破されることになった。


澤はすでに引退しており、DDT参戦はスーツ姿の「一般人」としてのもの。にもかかわわらず犠牲となり「肛門を爆破されても働かなきゃいけない。これが働き方改革ですよ」と労働問題にも切り込んでみせた。ともあれ高度にプロフェッショナルな仕事ぶりだったことは間違いない。週7日の休みがほしいところだろう。


また今大会では、男色ディーノ&石井慧介&大家健vsグレート・ムタ&佐々木大輔&遠藤哲哉という異色すぎる6人タッグマッチも実現。ディーノが仕掛ける“男色殺法”にも微動だにしないムタは、ディーノのむき出しになった肛門に毒霧を噴射。対するディーノは尻から毒霧を噴射してみせ、試合は魔界というより地獄の様相に。ディーノがリップロックでムタから毒を奪い取ると、ムタが逆リップロックで毒を取り返し、佐々木、遠藤と毒霧三重奏も。そしてフィニッシュではムタが石井に月面水爆と、ムタワールドとディーノワールドが交錯するDDTらしい名勝負になった。


サイバーエージェントグループ入りしながらも、団体最大のビッグイベントで肛門をフィーチャーしてしまうDDT。大会中には来年2月16日、17日に両国国技館2DAYSを開催することも発表された。両国2DAYSは2013年以来だが、今回、初日は『マッスル』としての開催になるという。


『マッスル』とは、スーパー・ササダンゴ・マシンことマッスル坂井が手がけるエンターテインメント・プロレスの究極、極北とも言えるイベント。台本があることを公言し、試合中に攻防がスローモーションで展開(選手がゆっくり動く)。その間、スクリーンに選手の胸中が映し出されるという掟破りの“発明”も。

(『マッスル』両国大会開催を発表したササダンゴ・マシン。ビッグマッチで予算が潤沢のため、男色ディーノ役に草なぎ剛をオファーするプランもあるという(あくまでプラン))

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2010年、マッスル坂井は引退し、実家の金型工場を継ぐため新潟に帰郷。『マッスル』は2030年に活動再開すると言われていたが、気がつけばスーパー・ササダンゴ・マシンがリング内外で活躍するようになっており、3.25両国大会でもスローモーションの展開から黒潮“イケメン”二郎を下している。


そんな状況の中、『マッスル』もスケールアップして両国で復活することになったわけだ。これまでは後楽園が最大規模だっただけに、坂井にとっても大きな挑戦となる。DDTイズムをさらに広げるという意味では『マッスル』も欠かせない要素だったということか。


ササダンゴ・マシン曰く「2日くらい前に聞いて頭を抱えた」とのことだが、現在は「両国をパンパンにしてみせます」と腹を括っているという。ちなみに大社長によると、両国2DAYS開催を決めた理由は「勢い」であり、『マッスル』については「(坂井に)丸投げです」とのこと。


来年だけでなく、年内にも10月21日に両国大会を開催するDDT。また今年は路上プロレス10周年の記念イヤーだと語った大社長は「北は北海道から南は沖縄まで、路上プロレス・ジャパンツアーをやりたい。それをAbemaTVで中継してもらう」というプランをぶち上げると「タイ、カンボジア、シンガポールは場所抑えたんで」と路上プロレスの世界進出も示唆した。

(一般人・澤とともに肛門爆破の餌食になった高木。火薬量は通常の100倍だったという)

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これには一般人・澤宗紀も「これからは路上勤務で」とかなり乗り気。サイバーエージェントグループ入りの際「業界ナンバーワンを目指す」と宣言した大社長だが、そのためのやり方はあくまでデタラメ、常識はずれなのである。


文・橋本宗洋

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