クビドル・伊藤麻希、土下座も!「ナメてて。根性で何でもやれる」 視聴者投票で勝利を勝ち取る

(視聴者投票で伊藤の勝利が決まった瞬間、頭を抱えた大石)

(C)DDTプロレスリング


「DDT LIVE! マジ卍」は、AbemaTVで(後楽園ホール大会の週を除く)毎週火曜日19:00からゴールデンタイム・レギュラー生中継される新大会にして番組だ。その目的はDDTのプロレスを“世間”に広くアピールすること。


4月10日の第1回大会では、未来のスターを発掘する「マジ卍トーナメント」の1回戦を実施。優勝者はAbemaTVが全面バックアップするというこのトーナメントには、DNA所属の若い選手だけでなく将来性、可能性にかける意気込みを買われて大家健、大石真翔というアラフォー選手も参戦している。さらに男子選手だけでなく、東京女子プロレスで活躍中の“クビドル”伊藤麻希も。伊藤は大会に先立つ会見で大家、梅田公太と乱闘騒ぎを起こしており、台風の目と言っていい存在だ。

(トーナメント準決勝進出が決まった上野、MAO、伊藤、梅田(左から))

(C)DDTプロレスリング


キャリアが浅く、体力でも劣る伊藤だが、この1回戦は5分一本勝負という特別ルール。時間切れの場合は視聴者投票で勝者を決めるというシステムだけに、5分間頑張り抜いて視聴者の心を掴めば勝つ可能性も出てくる。


実際、大石と対戦した伊藤は、相手のインサイドワークにひたすら気合いで応戦。頭突きにDDT、逆エビ固めとシンプルな技で5分間を闘い抜き、見事に視聴者投票で勝利を収めている。


一方、ガンバレ☆プロレス代表として特殊なカリスマ性を発揮している大家は、MAOに視聴者投票で敗戦。短時間で矢継ぎ早に空中殺法を繰り出したMAOの華やかさが評価されたか。


“カリスマ号泣師”とも呼ばれる大家は試合だけでなくマイクアピールや試合後の号泣、絶叫ぶり、その人生劇場こそが魅力。5分は短すぎたというところだろう。ちなみに試合後は、号泣しながら約3分にわたってコメントしていた。


逆に5分以内できっちりフィニッシュしたのが、レディビアードを下した上野勇希と勝俣瞬馬に勝った梅田だ。4月17日の大会では準決勝・決勝を実施。準決勝5分、決勝10分と、やはり短期決戦になる。準決勝の組み合わせはMAOvs上野、梅田vs伊藤に決まった。


視聴者投票の際、リングで「お願いします! お願いします!」と土下座してみせた伊藤は「根性で乗り切って優勝することしか考えてません。どんだけ泥臭くても、ダサくても、泥水すすってでも優勝します」とコメント。対する梅田は伊藤について「イロモノ部門。敵だと思ってないです」と余裕たっぷりだった。しかし伊藤は「そのままナメててほしい。油断しててもらえれば。伊藤は案外、根性で何でもやれるタイプなので」と語っており、梅田の余裕も織り込み済みだ。


この泥臭い根性で、またしても伊藤が視聴者の心を掴むのか。あるいはKO-D6人タッグ王者の梅田が地力で圧倒してしまうのか。もちろん梅田、MAO、上野のDNA勢にとっても、このトーナメントは飛躍の大チャンス。DDTらしい独自ルールで、次代のスター候補が決まる。


文・橋本宗洋

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