いま、DDTで最も勢いを感じさせる男!長期欠場から復活した梅田公太に注目

現在のDDTで最も勢いを感じさせる選手は、系列ブランドDNAの梅田公太だろう。キックボクシング出身で、DDTでは珍しい寡黙な“質実剛健”タイプ。ケガで長期欠場していたが、昨年復帰すると目覚ましい活躍を見せるようになった。

(「今まで味わったことがない威圧感だった」という関本に真っ向勝負を挑んだ梅田)

(C)DDTプロレスリング


所属していたDDTのユニット・酒呑童子(KUDO&坂口征夫&高梨将弘)に反旗を翻すと、3月の両国国技館大会ではこの3人に勝ってKO-D6人タッグ王座を手にした(パートナーは上野勇希&竹田光珠)。


4月からスタートしたDDTのゴールデンタイム・レギュラー生中継「DDT Live! マジ卍」では、次世代のスターを発掘する「マジ卍トーナメント」で優勝。その特典の一つとして、準優勝者・MAOと組んでのKO-Dタッグ王座挑戦が実現した。

(試合後は上野とのコンビで再挑戦を要求。5.22新木場で王座戦が実現する)

(C)DDTプロレスリング


舞台は5月1日の「マジ卍」(新木場1st RING)。チャンピオンの関本大介&樋口和貞は、日本マット界屈指のパワーファイターコンビと言っていい。


場外でテーブル上へのスプラッシュマウンテンという荒技も見せた樋口。大日本プロレスの看板選手である関本も打撃一つで会場を震撼させる。対する挑戦者組はMAOの空中殺法、梅田の蹴りで応戦していく。とりわけ関本のチョップと梅田のミドルキックの打ち合いは、シンプルながらも見ごたえ充分だった。胸の皮膚が避けるほどの攻撃を食らいながらも一歩も退かなかった梅田が残したインパクトは大きい。


試合はMAOが樋口のドクターボムで敗れたものの、メインイベントのタイトルマッチにふさわしい熱戦だったことは間違いない。若手ブランドであるDNAの梅田とMAOがDDTのメインで観客を満足させたことは、団体の未来にとっても大きな意味を持つと言えるだろう。


試合後には、4.29後楽園大会で樋口に勝利している上野がリングインし、梅田とのタッグで挑戦要求。6人タッグとの2冠を目指すことになった。このタイトルマッチは5月22日の「マジ卍」にて行なわれる。

(パワーの違いを見せつけた王者組。コーナーポスト上でMAOをサイドスープレックスの体制に捉えた関本ごと樋口が投げるという場面も)

(C)DDTプロレスリング


梅田と初遭遇を果たした関本は「(梅田は)いい蹴り持ってるけど、俺の体はまだまだ撃ち抜けない。ガンガン蹴ってこい、全部耐えてやる」と自信に満ちたコメント。梅田、上野は挑戦者でありつつ、6人タッグ王者としてのプライドも強調した。また梅田は「関本大介をもっと堪能したいと思ってるところにチャンスが来た」とも。シングルマッチでの「狂犬七番勝負」も進行しており、「次はもっと強烈な蹴りを入れてやる」と闘志を燃やした。


梅田は連続挑戦となるが、それも納得できるだけの試合ぶりを見せている。梅田や上野、MAOの活躍は、これからのDDT、「マジ卍」の大きなポイントになっていきそうだ。


文・橋本宗洋

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