(第1302代王者として試合に臨み、1306代王者として会場を後にした赤井)
(C)DDTプロレスリング
DDTのゴールデンタイム・レギュラー生中継大会「DDT LIVE! マジ卍」(AbemaTV)の第4回が、5月8日に新木場1st RINGで開催された。
毎回、プロレス初心者の芸能人が「ビギナーゲスト」として登場している「マジ卍」。今回は元NMB48の藤江れいなが出演した。藤江は放送席に高木三四郎の「大社長」Tシャツ姿で現れ、初のプロレス観戦に前向き。そんな藤江の眼前で展開されたのが、アイアンマンヘビーメタル級選手権試合だ。
DDTの頂点のベルトがKO-D無差別級なら、アイアンマンはDDTの象徴とも言うべきタイトルである。365日、24時間いつでも、どこでも、誰でも、その場にレフェリーさえいれば挑戦でき、歴代王者の中にはプロレスラーでない者、さらには人間ではないモノも多数。
今回のタイトルマッチは時間差入場バトルロイヤルとして行なわれ、一定時間ごとに選手が次々と加わる8名参加の闘い。試合開始時点での王者・赤井沙希が高梨将弘に丸め込まれたかと思えば、その高梨をゴージャス松野がフォール。ベルトの持ち主が立て続けに入れ替わる中、松野に勝った島谷常寛がMAOを場外に落として試合終了時のチャンピオンとなった。
が、いついかなる場所でも挑戦者を迎え撃たなければならないのがアイアンマン王者の宿命。リングから引き揚げていく花道で、島谷を高木が急襲。ダメージを与えたところで藤江にフォールさせようとする。
元AKBにして元NMBにしてアイアンマン王者の誕生か、と思わせたが、藤江の体固めは島谷がカウント2で返してしまう。「空気読め!」というブーイングの中、逃走していった島谷だったが、そこに待ち受けていたのが赤井。「30越えた女の執念です。島谷くんなんかにベルトを巻かせておくわけにはいかない」という赤井が顔面蹴りから3カウントを奪取。あっという間のべルト奪還に成功した。
アイアンマン王座を保持し、「マジ卍」で防衛戦を行なうことで世間にアピールしたいと考えている赤井。その一方で、王座奪取に失敗した藤江もプロレスの魅力とベルトの魔力に開眼してしまったようだ
大会後のコメントで「ぜひ次は藤江さんが(チャンピオンに)。僕がアシストしますので」と大社長。藤江も「獲れますかね。獲っちゃおうかな?」と笑顔を見せた。
(高木と大社長Tシャツでキメた藤江はベルト奪取にも意欲満々)
(C)DDTプロレスリング
今後もアイアンマン王座戦が「マジ卍」で行なわれるのであれば、藤江に限らず芸能人ゲストにも大いにチャンスが生まれてくる。世間一般に向けた話題性という意味では、今後さらにアイアンマン戦線が注目されることになるかもしれない。
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