青木真也、試合前の心境と桜井“マッハ”速人との劇場型痴話喧嘩を語る

こんにちは。青木真也です。今週、本人が試合です。今週金曜日の『ONE』で試合します(相手はラスル・ヤキャエフ/ロシア・チェチェン共和国)。勝ちたい。現地に入って対戦相手を遠目で確認して、何とも言えない緊張感を感じました。お互いにチラチラ確認しあう独特の間合いは、何回やっても慣れないです。


金曜日に僕はこの男に全てを否定されるかもしれない。逆に全てを否定するかもしれない。試合前のこの時期の試合に対する認識は「勝者総取り」です。単純に勝ちたい。かっこ悪くてもいいから勝ちたいのです。柔道少年だった頃に山下泰裕はサイン色紙に「執念」と書いてくれました。今はその意味がよくわかります。ここまで勝ちが欲しくなるものなのか。とにかく勝ちたい。それ以上はないです。非日常を一生懸命楽しもうと思います。よかったらAbemaTVで観戦してくださいな。


最近は好きなことをやっていることに対して、開き直りと優越感を持っています。とことん好きなことをやっている。その分のリスクもたくさん背負ってる。必死に好きなことを追いかけてやっている。たとえボロボロになったとしても、どうだ! 羨ましいだろう? と世の中に対して思うのです。本当のことをいえば、そうでもしないと自分がやっているリスクを正当化できない部分はあるのだと思います。


格闘技選手は自分を主語にできるし、絶対的な当事者でいれる。自分で勝って、自分で負けれる。これだけで十分幸せなことだと思っています。偉そうに書いているけども、ジャッジされることは恐怖が伴うことだけは書いておきます。人間、楽しいことばかりじゃないんだ。ちゃんと怖さもついてくる。

『格闘代理戦争』(AbemaTV)がゆるやかに温まってきました。


格闘技界の未来を担う若手発掘番組だったはずなのですが、公式に「うんこ食ってろ」を伝える番組になっています。桜井マッハレジェンドとの劇場型痴話喧嘩は必見です。番組を利用して公式にケンカができてありがたいです。

ただ、このままでは番組が「面白い!」で、終わってしまいます。先に繋げる意味でも出場選手には頑張って欲しいところです。優勝賞金300万、1000万契約とかどうでもいいんです。それ以上に大切なのは自分の名前を立てることです。目先のお金ではなく、自分自身に価値をつけるように頑張ってほしいです。なので出場選手はSNSやったりブログ書いたり、コツコツやろう。


試合までの残された時間を後悔なきよう過ごしていきます。


しんどい先に幸福があります。これは過去の経験からもわかります。


自分と向き合います。勝とう。


文/青木真也(格闘家)

続きを見る