「お嬢様の心をポキっと折る」「来る前に潰す」35歳ベテラン女子武道家・V.V Mei、21歳セレブファイターに復讐を誓う

5月18日シンガポールで開催されるアジア最大の格闘技団体「ONE Championship」の大会「UNSTOPPABLE DREAMS」。日本からはメインカードで王者、アンジェラ・リーに挑戦するV.V Mei(山口芽生)が参戦する。V.V Meiにとっては2016年5月6日女子アトム級の王座決定戦でアンジェラ・リーに敗れて以来2年越しのリベンジマッチとなる。


この試合に辿り着くまでにV.V Meiにも強い思いがあっただろう。前回の試合では、開始早々ダウンを奪いマウントを取るなど勝てる要素しかなかった試合だったにも関わらず、自力に勝るアンジェラ・リーに後半ペースを握られ判定負け。その後にリーはONEの看板選手、「アジア最強女子」という称号を得て快進撃を続け大スターに成長。一方のV.V Meiは、リー戦後に連敗し王座から一歩後退という時期を経験しながらも、その後期間をあけながらも2連勝とコツコツとONEでの実績をあげて来た。


自らを「武道家でありたい」と明かす彼女。今回はアメリカでの追い込みのトレーニングと国内での2段階調整と余念なく準備し「自分が今まで培ってきたものがあるから、それは絶対試合になって出せるのは判っているんです。あとはどの部分を出そうかみたいな感じで、今回はこれで行こうというのがはっきりしていれば、あとは試合で出すだけ。今はどれだけ頭でイメージしたものを自分の実際の動きに重ね合わせられるか練習している」と明かした。


「あの試合が終わった瞬間にリマッチあるよとみんなに言われていたので、特にスペシャル感はなかった」と今回のアンジェラ・リーとの再戦決定について語るV.V Mei。


2年前の敗因を「後半に私の動きが止まってしまい、相手は結構スタミナがあった」と冷静に分析しつつも、リーの弱さにも既に気づいていたという。


「ダウンを取ってから、マウントまで行ったんですよ。でパウンドを落としたら、もう嫌がって顔を背けてうつ伏せになったんですね。生まれ持ったもので、打撃来ても『なんだコラ』みたいな人はあそこでうつ伏せにはならない。たぶん打撃が本当に嫌いなんだなとすごく感じました」


打撃を嫌がるリーに対して腕を取りに行ったものの、相手の腕が柔らかく決めきれなかったことも試合の流れが変わったことも理解しつつ攻略法をイメージしているという。


この2年間で、柔術の技術を磨き、本場アメリカのMMA道場でのトレーニング、専門の打撃訓練も、あの那須川天心の父が運営する「TEPPEN GYM」で積んでいるというV.V Mei。2年間で風格も出始めた王者リーに対しては「自分の体型を活かした技を次々と仕掛けてくる。結構トリッキーな感じでかけてくるので、後手に回ると相手の形に入ってしまう、そこに気をつけなければ」と注意点を挙げながら「お嬢様なので、どこかしら心がポキっと行くところがあると思うので、焦らせたい」と宣言した。


アンジェラ・リーにとってはアマチュア時代から数えて破竹の11連勝の中でも最も難敵を迎えることになる。勝利したもののV.V Meiは彼女のキャリアに置いて最強の対戦相手。しかも昨年、交通事故にあうアクシデントで試合が延期され、自身にとっては1年振りの試合となる。セレブ感満載の21歳のスーパースターの「心を折る」と宣言した日本の35歳ベテラン女子武道家、共にレベルアップしハイレベルの戦いが期待できそうだ。

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