赤井沙希、「遠慮なくボコボコにします(笑)」 美女グラレスラー・上福ゆきを語る

(5.5板橋大会でNEO美威獅鬼軍の(見習い)となった上福(左)。しかし次の5.19下北沢大会で「やっぱキャンセルで」)


毎回、超満員の興行が続く東京女子プロレスで、上福ゆきがNEO美威獅鬼軍(沙希様、アズサ・クリスティ)加入を志願、(見習い)になるという出来事が話題を呼んだ。5.5板橋大会で加入も申し出た上福だが、5.19下北沢大会でトリオを結成すると敗北、そしてこの1試合で「加入キャンセル」を宣言。沙希様をも翻弄するかのようなマイペースぶりだった。

実はその直前、DDTグループに関する疑問やお悩みを赤井沙希に解決してもらう、このインタビュー企画で上福の話題が出たばかり。沙希様と赤井沙希はあくまで別人だが、モデル、グラビアなど芸能活動は上福との共通点もある。その言葉を紹介しよう。

(聞き手・橋本宗洋)


――以前、大阪で昼に東京女子プロレス、夜にDDTの興行があった時に、上福選手が赤井さんとの写真をツイッターに上げてたんですよ。東京女子の試合では沙希様と闘ってたんですけど「赤井さんは優しい」みたいな感じで(笑)。

赤井 私といろいろ話したいことがあったみたいですよ。「ほんまに!?」って思いましたけど。


――芸能人との二足の草鞋、モデル・グラビア系ということで直系の先輩みたいな意識があるのかもしれません。昨年8月にデビューして半年以上たってますし、今後についていろいろ考えてたんですかね。

赤井 「赤井さんがプロレスやってなかったら私も始めてなかった」って言われたことがありますね。こういう形での露出もあるんだって。でも実際にレスラーになってみたら、思ってたのと違うところもあったでしょうし。いつか私と試合がしたいとも言ってくれてますね。まあそれはどうなるか分からないですけど、沙希様とはやってますからね(笑)。


――上福選手は独自のスタイル、テイストっていう意味ではかなり凄いと思うんですよ。

赤井 それは本当に思いますね。他の団体を見ても、ああいう選手はいないですよ。だからうまく育ってほしいなって思うんですよね。


――もう一段階、何かステップアップしたいところですよね。

赤井 そのために絶対に欠かせないのは、ファイターとしての気持ちが成長することですね。今の上福の試合は面白いんですけど「べつに負けてもいい」みたいな感じがするんですよ。みんなで楽しく、ハッピーになれればそれでいいやって。


――キャッチフレーズが「ハッピーパリピ」ですからねぇ。

赤井 確かにみんな楽しくやってるんですけど、でも目標は勝つことなんですよ。そこはブレちゃダメで。(ハイパー)ミサヲちゃんだってマイクでいろいろ言ったり、相手をちょろまかすみたいな感じでやってますけど、どうしてそれをやるかっていったら勝つためじゃないですか。


――プロレスならではの楽しさを追求してほしいと。伊藤(麻希)選手もそうだったと思うんですよね。よく「勝ち負けよりインパクト」って言うんですけど、去年の夏から「勝ちたい」っていう気持ちを前面に出すようになって、そこからさらに面白くなった気がします。

赤井 そうなんですよね。だから上福も、あの子なりのスタイルでいいので勝ちに向かってほしいです。そうするともっと楽しくなりますから。たぶん今、プロレスについていろんな疑問が出てきてると思うんですよ。私もそれを聞かれます。それがどういう疑問なのかもまだ分かってないかもしれないですけど。でも疑問を持つこと自体が成長なので。


――大会のパンフレットにも書いたんですけど、東京女子プロレスは選手がみんな仲いいじゃないですか。だからその心地よさに浸ってると、いつの間にか置いていかれちゃう怖さもありますよね。

赤井 そう。そこは本当に怖いですよ。アイドルグループのほうがまだギスギスしてるんじゃないかって思うくらい雰囲気いいですから(笑)。


――だけどライバル意識がないわけはなくて、合同練習以外でも個々の努力がありますし。

赤井 自分では頑張ってるつもりでも、できること、練習することっていうのはたくさんありますから。そうやってレベルアップすると「今までの自分の頑張りは狭い範囲のことでしかなかったな」って気づいたりもするんですよね。


――5.3後楽園でタッグ王者になった小橋マリカ選手も、少し前までは居心地の良さに埋没してた感じがします。

赤井 マリちゃんはそうでしたねぇ。JKレスラーでみんなに可愛がられて、みんながいろいろ教えてくれるんだけど、最終的に「自分は何が見せたいの?」って。そういう意味で、沙希様との試合が評価されたっていうのは仲間同士の試合じゃなくて、敵対する相手に全身全霊でぶつかっていけたからなのかなって思いますね。沙希様もそれを望んでたと思いますし。


――可愛さとかJKとか関係なく闘ってましたよね。そして今、上福選手が一皮むけるかどうかのところにきていると。東京女子プロレスは楽しいからこそ厳しい、難しい部分もあるんですよね。

赤井 今はタレント、アイドルがレスラーをやりやすい時代にはなったと思うんですよ。私の前はゆずぽん(愛川ゆず季)さんくらいしかいなかったですし。私もDDTの兄さんたちに引っ張ってもらってきましたから。


――そう考えるとアイドルからレスラーにっていうパターンは本当に増えましたね。

赤井 プロレスをやることでステップアップしていけるっていう面もあると思いますし。でもリングに上がったらマネージャーが守ってくれるわけではないので。結局は自分しだいなんですよね。そこは覚悟してやらなきゃいけない。


――もし赤井沙希vs上福ゆきが組まれたらどうします?

赤井 それは遠慮なくボコボコにしますよ(笑)。

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