圧巻の「33秒間」 グラップラー・青木真也、復活の勝利

5月18日、シンガポールで開催されたONE Championship「UNSTOPPABLE DREAMS」で青木真也がラスル・ヤキャエフと対戦し1R1本勝ちで勝利。連敗をストップしONEのリングで復活を遂げた。


僅か3分15秒の攻防に青木の戦術とリスクを恐れない戦い方が凝縮されていた。ゴングとともに積極的に前に出る青木に、やや下がりぎみのヤキャエフ、ケージ際で両者組み合うと、ヤキャエフが半回転しながらケージに押し込むが、下になり引き込みスウィープした青木が体を入れ替え上に、体を密着させながら、ケージを蹴り上げて脱出を試みるヤキャエフの狙いを冷静に摘んでいく。ケージを背にした状態で右腕で刺しながら動きを奪う。


ここで膠着状態になるかと思うと、フィニッシュまでの電光石火の33秒間が圧巻だった。ケージ際で青木が上になる攻防から、左腕を掴んで下になりオモプラッタで引き込むが、しかし中腰のヤキャエフが開いていた右腕でパウンドを打ち下ろし反撃する。しかしここも冷静な青木は離さず、頭をスルリとケージ際から180度回転させスペースを作り、ヤキャエフが振り落とす腕を裏側からキャッチし腕を固める。


一見すると三角の形に見えるが、腕固め(本人もツイッターで「僕は腕固めだと思ったんですが。。。。。」と綴っている)。相手の首と左腕を下から両足でガッチリ締め固めながら、両腕で抱え込むように右の腕一本を逆方向に絞り挙げて固めている。

両足で首を締め付けられながら、右腕も固められ、数少ない自由な左手でヤキャエフがタップの意思を示し試合は終了。青木は2連敗からの勝利を収めた。


試合後のブログでのコメントも「おかげさまで試合を無事に終えることができました。試合結果は無事に一本勝ち。連敗脱出。とにかくホッとしています。」とあっさりしたものだったが、35歳今なお戦いを探求し続ける青木の次のチャレンジも気になるところだ。

また今回の勝利で開催がアナウンスされている日本大会に向けても、また一人主役候補として青木の名前が挙がることも期待される。

ONE Championship公式でも「跳関十段の次の戴冠への準備はできている」とタイトル戦線参戦への期待を込めたコメントがよせられている。

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