才木玲佳vs沙希様のシングル対決が実現か?東京女子プロレス恒例のトーナメント開催

(トーナメント最初のブロックには才木、優宇、沙希様という実力者に曲者ハイパミが侵入)


5月3日の後楽園ホール大会も超満員となった東京女子プロレスが、6月3日の新宿村大会から恒例のトーナメント「東京プリンセスカップ」を開催する。


5回目となる今回は史上最多、16名での闘いに。最後の1枠は「Take a chance枠」としてアップアップガールズ(プロレス)のヒカリとミウが対戦し、その勝者が入る。アプガ(プロレス)は6月27日に先輩グループ・アップアップガールズ(仮)と東京女子プロレスとのコラボイベント「アップアップ東京女子(プロレス)(仮)~全員一緒にアッパーキック!~」(新宿FACE)も控えており、それまでに実績を積んでおきたいところ。


5月23日に行なわれた選手参加による抽選の結果、1回戦の組み合わせは以下のように決定した。


〈6.3新宿村大会対戦カード〉

才木玲佳vs優宇

ハイパーミサヲvs沙希様

山下実優vs伊藤麻希

のどかおねえさんvsまなせゆうな

ミウvsヒカリ(Take a chance枠決定戦)

〈6.9新木場大会対戦カード〉

アズサ・クリスティvs辰巳リカ

中島翔子vs黒音まほ

坂崎ユカvs瑞希

小橋マリカvsTake achance枠

(今回の東京プリンセスカップは過去最多の16名が出場。組み合わせ抽選にはミウ、ヒカリも合わせ17選手が揃った)


それぞれ興味深い対戦だが、最初のブロックで優勝戦線を左右しそうなのが“筋肉アイドル”才木と優宇が1回戦でぶつかること。才木は第4代、優宇は第2代のシングル王者で、昨年、才木が優宇に挑戦したタイトルマッチでは優宇が勝利しているが、前回のトーナメントでは才木が勝っている。


今回はどちらも、優勝して現王者・山下とのタイトルマッチにつなげ、王座奪還を果たすことが最大の目的だ。才木は前年のトーナメントに優勝し、チャンピオンにもなっただけに「今年も勝ってデジャヴを起こしたい」と意気込む。


もう一つ、ポイントになるのは隣のブロックに沙希様がいること。このところNEO美威獅鬼軍としてタッグ戦線で活躍してきた沙希様だが、いよいよシングルでトップ獲りに乗り出すことになる。「いつもはプライベートの娯楽でトーナメントを開催する側」という沙希様は、庶民の気分を味わうために参戦を決めたとのこと。興味があるのは実績のある選手ではなく「Take a chanceの、まだ何色にも染まっていない綺麗なつぼみ」だとか。


沙希様がハイパーミサヲとの1回戦に勝利すれば、2回戦(6.17成増大会)で才木もしくは優宇との対戦となる。


才木と沙希様は5.3後楽園大会のタッグ王座戦で対戦しているが、実現すればシングルマッチは初。話題性では団体でも屈指、かつまったく違う系統の選手だけに楽しみな一戦だ。


しかし優宇も沙希様を強く意識。このところタッグマッチで対戦することが多く、タッグ王座に挑戦した際には敗れてもいる。優宇は組み合わせが決まると「才木さんに勝って沙希様をぶっ倒したい」と語っており、こちらもトーナメントの中の1試合という以上の意味を持つ組み合わせだ。


そんな中、ここにハイパーミサヲが入っているのも重要だ。常に姑息な作戦で相手を翻弄することから“ゲスパミ”とも言われた頭脳派にして個性派。後楽園大会での“デスマッチのカリスマ”葛西純戦も高く評価された。沙希様とは別人であるところの赤井沙希からは、新世代のクリエイター型レスラーとして期待されてもいる。


「トーナメントでは(初出場の)沙希様より先輩。余裕ぶっこいてたら足元すくわれますよ」と、やけに自信ありげなハイパミ。トーナメントには番狂わせがつきものであり、実際ハイパミは2016年のトーナメント1回戦でエース・山下を下したこともある。


作戦がハマればハイパミが沙希様、あるいは才木や優宇に勝つことも不可能ではない。このブロック、“鉄板”の予想はありえないと言っていいだろう。


文・橋本宗洋

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