本気で男子のベルトを狙う!路上プロレスを制した“横綱”里村明衣子、DDT「いつでもどこでも挑戦権」も獲得

(「いつどこ権」を獲得した里村と、番組ゲストの岡井)

(C)DDTプロレスリング


DDTのゴールデンタイム・レギュラー生中継大会「DDT LIVE! マジ卍」(AbemaTVにて放送)に、センダイガールズプロレスリングの代表・里村明衣子が初参戦した。


里村が登場したのは5月29日の大会。それに先立つ25日には、としまえんでの路上プロレスに出場し、男女混合6人タッグ戦を制している。DDTに興味津々の“女子プロレス界の横綱”に、高木三四郎大社長と今林久弥APが「マジ卍」出場をオファーしたというわけだ。


今回、里村に用意された舞台は「KO-D無差別級次期挑戦者決定及びいつでもどこでも挑戦権争奪時間差入場バトルロイヤル」。DDTサイドは具体的な内容をぼかし気味に「メインです」「バトルロイヤルで」とオファーしたのだが、これはDDT名物のタイトル戦線に絡む闘いだ。


多数の選手が参加し、最終的な勝者が次期挑戦権を獲得。また場内に吊るされた「いつでもどこでも挑戦権」の紙を手にした選手も「勝ち抜け」となる。この通称「いつどこ権」は、文字通りDDTの大会中であればいつでも、どこでも最高峰のシングル王座KO-D無差別級に挑戦できるというもの。

(大会メインで「いつどこ権」を手にした選手たち。右から渡瀬瑞基、遠藤哲哉、アントーニオ本多、MAO、里村。次期挑戦権を獲得した樋口は6月の後楽園大会で入江に挑む)

(C)DDTプロレスリング


メインイベントでタイトル防衛を果たし、フラフラの状態のチャンピオンに挑戦してもOK。実際そうした形で過去に何度も衝撃的な王座交代劇が巻き起こっている。


「いつどこ権」獲得のためには、ハシゴを使って会場高くに吊るされた紙を掴めばいいのだが、選手同士が激しく妨害。そんな中で他の選手同士が闘い、ダメージでダウンしている隙にハシゴに登って漁夫の利を得る選手も出てくる。


里村はといえば、“横綱”らしさを発揮し、男子相手でも真っ向勝負を展開していった。特に成長著しい“狂犬”梅田公太とは鬼気迫る表情でミドルキックの打ち合い。体格、パワーの差もあって劣勢だったが、そこからカウンターのフライング・ニールキックを完璧に決め、さらに樋口和貞との頭突き合戦も制して「いつどこ権」ゲットにつなげた。

(梅田と蹴り合い、樋口にはラダー上で頭突き、エルボーを叩き込んで「いつどこ権」を手にした里村)

(C)DDTプロレスリング


里村が見せたド迫力の闘いぶりは、番組ビギナーゲストの岡井千聖も「とにかくカッコいい! 男性の中に女性が入っても“かわいそう”って感じが全然しないんですよ」と興奮するほど。里村も激闘を乗り越えての「いつどこ権」奪取に興奮を隠さず、「一番いい時に挑戦してやろうと思います。ふつふつと気持ちがこみ上げてますね」とベルト獲得に本気だ。


曰く「今まで(KO-D無差別級王座を)獲った女子はいないんですか。じゃあ私が最初になります」。「いつどこ権」は挑戦前に試合に敗れると勝者に移動してしまうが、里村は「負けないですよ。他の団体でも自分の団体でも、絶対に負けは許されない」と目に力を込めた。


かつて、DDTのリングで引退前の天龍源一郎にケンカ腰で向かっていったこともある里村。挑戦する相手は現王者の入江茂弘とは限らない(それまでのタイトル戦でベルト移動の可能性があるため)が、どんな相手と闘っても異色かつ新鮮、そして“レスラー同士”の刺激的な闘いを見ることができるだろう。


文・橋本宗洋

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