「世界一可愛いから大丈夫」伊藤麻希、敗れてまた号泣!しかし、試合後に新境地開拓

(トーナメント初戦敗退、バックステージで涙を見せた伊藤だが……)


東京女子プロレスの6.3新宿村スタジオ大会で“クビドル”伊藤麻希が団体のシングル王者・山下実優と対戦した。


恒例のトーナメント・東京プリンセスカップ1回戦にして、伊藤にとってはデビュー戦のリベンジマッチ。現王者を倒せば、トーナメント初戦突破という以上の価値もある。アイドルグループ・LinQをクビになった(と自称する)“クビドル”として、気合いを前面に押し出した試合ぶりでインパクトを残してきた伊藤だが、現在は明確な“結果”もほしいところだ。


とはいえ、チャンピオンにそう簡単に勝てるものではない。山下は団体一期生、エースながら過去4回のトーナメントで優勝経験がないだけに、得意の蹴りを軸に厳しい攻撃を繰り返した。

(粘る伊藤に容赦なく蹴りを叩き込んだ山下)

(C)DDTプロレスリング


伊藤はひたすら根性で耐え、反撃。数少ない武器である頭突きを相手の頭部、ボディへと打ち込んでいく。さらに倒れこみ式、新パターンのロケット式も発射。怒涛の頭突き連打は山下がダウンしても止まらず、後頭部にも決まった。


勝負をかけた渾身の抱え込み式逆エビ固めは、山下が「(気持ちが)折れそうなくらいきつかった」と言うほど。それでも「トーナメントに対する思いで耐えられた」という山下は容赦なくハイキックをヒットさせ、アティテュード・アジャストメントで勝利を決めた。最後に底力が残っていたあたりはさすが王者。難敵・伊藤を倒したことで、山下はトーナメント初制覇へ勢いをつけたと言えるだろう。

(山下にとっては悲願の優勝へ大きな一歩)

(C)DDTプロレスリング


一方、結果が出せなかった伊藤は「まだ夏は始まったばっかなのに、あと何を楽しみにすればいいんだ!」とインタビュースペースで大粒の涙をこぼした。ただ、悔しがりはしてもめげないのが伊藤。


「なんで伊藤が負けたのか分からない! でも世界一可愛いのは伊藤だから大丈夫だと思う。伊藤はまだ折れないから!」


さらに伊藤は取材陣を前に「俳句いいですか」と言い出し「いつまでも 負けと思うな 伊藤麻希」と一句。ここにきてオリジナリティのありすぎる(しかし季語はない)コメント術を開発してみせたのだった。


6月17日のトーナメント2回戦で山下と対戦するのは、のどかおねえさんに決まった。1回戦、キャリアで上回るまなせゆうなと対戦したのどかは対格差もあり苦しい展開。まなせの蹴りを何発も食らったが粘りに粘ってバックフリップで逆転勝利を収めた。

(のどかおねえさんは1回戦でまなせゆうなに勝利。ダイビング式のブルドッギング・ヘッドロックも繰り出した)

(C)DDTプロレスリング


5.3後楽園大会では妹の愛野ユキがデビュー、姉妹レスラーとして活動するのどか。まなせ戦では兄弟レスラーであるリック・スタイナーばりにコーナーからダイブしてのブルドッギング・ヘッドロックも見せた。


6.3新宿村では、山下が地力をアピールした一方でハイパーミサヲ、のどかおねえさんがそれぞれ持ち味を発揮して格上相手に1回戦突破。今後も展開が読めないトーナメントが続いていきそうだ。


文・橋本宗洋

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