プロレス×アイドルのコラボ興行開催 デビュー半年のアプガ(プロレス)が東京女子のトップ選手に挑む

(シングル王者・山下(左端)を含むトップ選手たちにアプガ(プロレス)が挑む。右からミウ、ヒナノ、ヒカリ、ラク)


“筋肉アイドル”才木玲佳や“クビドル”伊藤麻希が参戦している東京女子プロレスが、6月27日、新宿FACEでアイドルとのコラボイベントを開催する。


タイトルは「アップアップ東京女子(プロレス)(仮)~全員一緒にアッパーキック!~」。東京女子とアップアップガールズ(仮)、アップアップガールズ(プロレス)によるイベントだ。当日は試合だけでなく各グループのライブも行なわれる。


アイドル界で最も激しいライブを見せる“アスリート系”グループと言われ、一昨年には日本武道館公演も行ったアプガ(仮)。現在は妹分グループ(2)※2期も活動中だ。さらに第3のグループとして、昨年結成されたのがアプガ(プロレス)。


東京女子が属するDDTとアプガの合同企画としてオーディションで選ばれた4人組(ラク、ヒカリ、ヒナノ、ミウ)で、アイドルとプロレスを“ド新人”の段階から同時進行するという異例のグループである。プロレスラーとしては、今年1月4日の後楽園大会でデビュー。少しずつではあるが実力と個性を磨いており、今回のコラボイベントでは成長をアピールしたいところ。


6月7日の記者会見では、その概要が発表に。4人は自分たちの曲「アッパーキック!」の歌詞にちなみ「挑み続けるぜFIGHTING GIRLS!」と題したシングルマッチに臨む。相手は現TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス王者の山下実優、さらに中島翔子、坂崎ユカ、辰巳リカという団体トップ選手たちだ。組み合わせは後日、抽選で決定する。

(会見にはアプガ(仮)、のどかおねえさんも出席。さらにアプガ第4のグループとしてアプガ(偽)を名乗る3人も)


はっきり言えば、実力差は歴然。ただ会見でのメンバーのコメントは、レスラーとしての自覚を感じさせるものでもあった。誰と闘いたいかと聞かれると、ミウは「チャンピオンの山下選手。いま東京女子で一番強い選手と闘ってチャンスをつかみたいです」。トーナメント「東京プリンセスカップ」出場も決まっているヒカリは「先輩だから負けてもしょうがないという気持ちは一切ないです。全力で勝ちを取りにいきます」と語った。


もともとアイドル志望で、プロレスについては何も知らない状態からのスタートだったラクは、先日の山下戦で「殻を破るきっかけができました」と言う。今回はプロレスファンだけでなくアプガ(仮)ファン、アイドルとしての(プロレス)しか見たことがないファンにも試合を披露できるだけに「(アイドル活動をしている自分たちとの)ギャップを見てほしいし、プロレスを好きになるきっかけを見つけてもらえたら」とも考えている。


ヒナノは柔道、サンボの経験者で「全力さと軽やかな動き、両方を見てほしい」とコメント。メンバー中唯一、これまでシングルマッチの経験がなく、このイベントが飛躍のきっかけになる可能性も充分にある。「(仮)姉さんも見守ってくれる中でシングルマッチができるのは凄く恵まれているし、ありがたいです。自分の限界を超えたい」とヒナノ。


一方の山下は「リングに上がれば先輩後輩は関係ないので。全力でぶつかりますし、相手にも私を壊す気できてほしい」と語った。山下曰く「面白さも、ストロングな部分もあるのが東京女子プロレス」。アイドルのライブもあるイベントだからこそ、チャンピオンとして闘いの厳しさを見せたいという思いもあるのだろう。


アプガ(プロレス)にとっては試合でもライブでも先輩に“挑む”イベント。デビュー以来最もハード、かつ未来へつながる重要さもある1日になりそうだ。


文・橋本宗洋

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