富士山頂ライブ、駅伝直後ライブ、2時間ノンストップライブ…“日本一無茶なアイドル”アプガ、東京女子プロレスと“熱量”勝負!

(6月7日の記者会見ではのどかおねえさんとの「ピンポンパン体操」実現も約束。右から森、佐保、新井、関根、古川)


6月27日、東京女子プロレスが「アップアップ東京女子(プロレス)(仮)~全員一緒にアッパーキック~」と題したイベントを新宿FACEで開催する。


東京女子プロレスと、そのリングに参戦しているアイドルレスラーユニット・アップアップガールズ(プロレス)、その先輩グループ・アップアップガールズ(仮)のコラボイベントだ。イベントでは試合だけでなくライブも行なわれる。


初期の東京女子プロレスでは、所属選手が少ないこともあってアイドルのライブと試合の合体イベントが開催されてきた。ファン層が重なるとも言われるプロレスとアイドル、二つのジャンルを横断することで生まれる独自の雰囲気が、この団体のベースにはある。現在の東京女子は所属選手が増え、後楽園ホールを超満員にするほどの人気。そんな中で今回のイベントは、一種の原点回帰と言ってもいいだろう。


アプガ(仮)もまた独自の活動で知られるグループだ。もともとハロプロエッグ(研修生)だからエリートのはずなのだが、デビューできずに研修期間修了となった。言ってしまえば“落ちこぼれ”。つまり彼女たちのアイドル人生とは敗者復活戦であり、結果を出さなければ明日はない。


スタート地点は“負け”。そこから「やるかやらないか」で常に「やる」ことを選んできたのがアプガであり、グループの基本設定は「ロッキー」同様だと思ってもらってほぼ間違いない。


アプガにとってライブは闘いであり、ネット番組のタイトルはズバリ「戦場(仮)」。歌い踊る姿はあまりに激しく、グループにはフィジカルトレーナーがついている。


2016年の日本武道館公演では空手黒帯の“破壊王”佐保明梨が氷柱を割り、もはやバット折りや瓦割りは日常の光景(その姿に共鳴してか、海外でも活躍する柔術家・嶋田裕太も佐保推しだという)。


また富士登山を敢行して山頂でライブ、駅伝を完走してその直後にライブ、MCも衣装チェンジも挟まない2時間ノンストップライブなど、アプガは常に気力体力の限界に挑んできた。


東京女子プロレスが属するDDTグループとの縁も深く、2013年の両国国技館大会での「アイドルランバージャック」マッチに登場すると、コラボイベント「アップアップDDT(仮)」も開催。さらにDDT名物、路上プロレスの一つ「工場プロレス」では、佐保が男色ディーノの背中をスコップで乱打するという破壊活動を見せた。逆境ほど燃える、無茶なシチュエーションでこそ本領を発揮するのがアプガなのだ。


森咲樹は東京女子のエース・山下実優の友人でもあり、今回のイベントについて「一緒に何かできたらいいねって話をしていたので、それが叶って嬉しいです」と言う。「女同士の闘いということで、女は怖いぞというか、熱い闘いを見せたいと思います」と語ったのはメンバー最年少の新井愛瞳。プロレス団体のイベントにゲスト出演といった程度の認識などなく、最初から闘う気満々なのである。


古川小夏が「私たちにもライブで鍛え上げた肉体があるので」とレスラーへの対抗心を語れば、関根梓はプロレスファンに向けて「アプガのステージはプロレスのような熱量を発して、魂を届けるのが取柄。プロレスをしているような錯覚に陥るくらいのパワーを楽しんでほしいですね」とアピールした。


昨年、メンバー2人が卒業したものの戦闘態勢はまったく崩れず。イベントのある6月27日は、全国ツアー終盤戦かつ6月19日に「5thアルバム(仮)」発売されたばかりという時期だ。完全に勢いがついた状態でリングに乗り込んでくるアプガの気合い、闘志、殺傷能力(と可愛さ)はプロレスラーと“闘える”レベルに高まっているに違いないのである。


文・橋本宗洋

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